バルサが狙うは“右SBの3人” ラポルタ会長が認めた補強の必要性

ターゲットの1人とみられるムニエ photo/Getty Images

どのような動きを見せるのか

今季ほどの大型補強はないと予想されるが、それでもシーズン終了後には再び新戦力確保に動きそうだ。3人の右サイドバックがバルセロナの獲得候補に挙がっている。
 
財政難に陥っている状況にありながら、FWロベルト・レヴァンドフスキやFWハフィーニャ、DFジュール・クンデなどといったタレントを次々に獲得した昨夏のバルセロナ。また、DFアンドレアス・クリステンセンやDFマルコス・アロンソ、MFフランク・ケシエなどといった選手たちもフリーで獲得している。その甲斐もあり、現在バルサはラ・リーガで首位につけているが、チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグでは決勝トーナメントに進むことができず。無理に資金を捻出して補強を進めたこともあり、かなり心配な結果に終わっている。
 
そんな中バルサの首脳陣は、2023-24 シーズンに向け右サイドバックを強化したいと考えている模様。ジョアン・ラポルタ会長が補強の必要性を認めたとスペイン『MUNDODEPORTIVO』が報じている。彼らは戦力的な需要やクラブの財政面を踏まえ、バイエルン・ミュンヘンのDFバンジャマン・パヴァールやドルトムントのDFトマ・ムニエ、マンチェスター・ユナイテッドのDFディオゴ・ダロトなどに目をつけているようだ。
 
バイエルンとの契約が2024年までとなっているパヴァールは、ここに来てクラブとの契約延長に近づいているようでバルサも彼の獲得のハードルが高いことを理解しているという。その一方、それほど移籍金が高額にならないと予想されるムニエや、マンUとの契約延長交渉が進んでいないダロトは獲得できる可能性もあると見ているようだ。
 
今季のバルサはクンデやDFロナルド・アラウホといったセンターバックタイプの選手が右で起用されることも多く、ムニエやダロトといった攻撃的なSBを獲得できればより戦い方の幅が広がることだろう。財政的な問題をクリアできるのかどうかが懸念となるが、そこも含めてバルサの動向に注目したい。

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