「南野以上の爆発力」と絶賛も 《オーストリアリーグ得点王》狙える中村敬斗に広がる無限の可能性

LASKリンツで活躍する中村敬斗 photo/Getty Images

5大リーグへステップアップすべき逸材だ

オーストリアの地で22歳の若きFW中村敬斗の活躍が止まらない。

LASKリンツでプレイする中村は、5日に行われたティロル戦でも1ゴールを記録し、これでリーグ戦得点数は11に達した。

今季のLASKリンツではクロアチア期待のFWマリン・リュビチッチ(21)が開幕から3試合で6ゴールを決めるロケットスタートを切り、当初はアーリング・ハーランドと比較されるほど話題を集めていた。
以降もリュビチッチがチームの得点源として活躍してきたのだが、リュビチッチは次第にペースダウン。現在リーグ戦の得点数は10ゴールとなっており、中村が抜くことになった。リーグ全体で中村は得点ランク4位につけており、1位のSKシュトルム・グラーツ所属MFマルクス・ピンクとも3ゴールしか離れていない。得点王獲得の可能性も十分に考えられる。

中村にはこれまでも5大リーグからの関心が噂されてきたが、リヴァプール専門メディア『Liverpool.com』は改めてリヴァプールに中村獲得を提案している。今季限りでロベルト・フィルミーノ退団の可能性が囁かれているため、前線のバックアッパーが必要になるとの考えだ。

「中村は基本的に左のウイングでプレイするが、過去には右サイドや中央でもプレイしたことがある。リヴァプールでプレイした南野拓実はテクニックの部分で才能があったが、中村は間違いなく南野以上の爆発力がある。クロップのスタイルでプレイするのに適している」

仮に移籍が実現したとしても、南野同様にバックアッパーからのスタートにはなるだろう。ダルウィン・ヌニェスやコーディ・ガクポら優秀なアタッカーが揃うリヴァプールで定位置を奪うのは簡単ではない。

ステップアップする際には出場機会が確保できるかもポイントになるが、中村の成績を考えれば近いうちに5大リーグから声がかかるのが自然だ。南野以上の推進力との評価もあるようだが、中村は5大リーグでもブレイクできるだろうか。

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