“20戦17G4A”のラッシュフォードをA・アーノルドは止められるのか マンUの左サイドが握るアンフィールド攻略の鍵

ここのところ手がつけられないラッシュフォード photo/Getty Images

今節最大のビッグマッチとなる

先月27日にカラバオカップを制し、直後に行われたFAカップのウェストハム・ユナイテッド戦も落とさなかったマンチェスター・ユナイテッド。彼らの勢いは強豪リヴァプールを相手にしても止まらないのか。6日には両者が対決するノースウェスト・ダービーが行われる。
 
エリック・テン・ハーグ監督率いる今季のマンUは現在リーグ3位と健闘している上、つい先日、決勝でニューカッスル・ユナイテッドを下してカラバオカップのタイトルも獲得した。FAカップとヨーロッパリーグでも勝ち残っているなど、例年に比べて良い結果を残している。
 
特にワールドカップが明けてからは好調であり、公式戦20試合を戦って喫した敗北はわずか1試合のみ。敗れた相手は首位アーセナルで、90分に勝ち越し弾を決められるという惜しい展開だった。なかでもFWマーカス・ラッシュフォードはこの20試合で17ゴール4アシストと爆発している。
 
そんな状態で迎える今回のリヴァプール戦。シーズン開幕直後の第3節で対戦した際にはマンUが2-1の勝利を収めていた。とは言え今回は敵地アンフィールドでの試合ということもあり苦戦も予想される。英『Daily Mail』によると、クラブのレジェンドOBであり現解説者のガリー・ネビル氏はこの試合の展望をこのように述べている。
 
「彼ら(マンU)はトレント・アレクサンダー・アーノルドをターゲットにするだろう。ラッシュフォードもルーク・ショーもそのサイドでプレイしている。ユナイテッドは左サイドから上手く攻める。ラッシュフォードは信じられないほど調子が良いし、彼はそれを狙っているはずだ」
 
「ユナイテッドは間違いなく彼を狙うだろうが、4バック全体も狙うだろう。なぜならリヴァプールはシーズンを通して弱点があることを示してきたからだ。ユナイテッドは彼らに対して適切な攻撃を仕掛けることができると感じているはずだ」
 
今季は怪我人続出で苦しんでいたリヴァプールだが、直近のリーグ戦4試合は3勝1分と徐々に立て直してきており、全て無失点で終えている。一時は中位に沈んでいた順位も6位まで戻してきた。そして、守備の脆弱さが目立っていたアレクサンダー・アーノルドもここのところは攻守において好プレイを見せている。
 
そのため、一概にアレクサンダー・アーノルドやリヴァプールの4バックが狙い目とは言えないが、ラッシュフォードがいかに彼らを混乱させられるかが勝負の鍵を握ることは間違いないだろう。ラッシュフォード対アレクサンダー・アーノルドの対決はこの試合の大きな見どころとなりそうだ。

※記事中に誤りがございました。リヴァプールの直近リーグ戦成績について「4試合で3勝1敗」となっておりましたが、正しくは「4試合で3勝1分」でした。ここにお詫びし訂正させていただきます。

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