ジーコ氏はアンチェロッティを希望 日韓大会以来のW杯制覇へブラジルは欧州の監督が理想なのか

かつては日本代表も指揮したジーコ氏 photo/Getty Images

再びの頂点へベストな監督は誰か

チッチの下でバランスの良いフットボールを披露しながらも、FIFAワールドカップ・カタール大会制覇を逃したブラジル代表。

大会を最後にチッチが代表監督の座を退くことになり、現在は後任を探している最中だ。

そこでターゲットとなっているのが欧州のクラブシーンで活躍してきた指揮官たちだ。伝統的に自国の指揮官にこだわってきたセレソンではあるが、最近はカルロ・アンチェロッティやジョゼ・モウリーニョ、ルイス・エンリケなどが噂されてきた。
外国人監督に託すべきかはブラジル国内でも意見が分かれるだろうが、かつて日本代表監督も務めたジーコ氏はアンチェロッティをプッシュしている。

「対戦相手を含め、誰もがアンチェロッティをリスペクトしている。彼はフットボールを理解していて、戦術より選手が重要であると分かっている。それにヴィニシウス、ロドリゴといった若いブラジル人選手のことも指導しているからね」(伊『Gazzetta dello Sport』より)。

2002年の日韓大会を最後にワールドカップを制覇できていないブラジル。当時は怪物ロナウド、リバウド、ロナウジーニョを軸とした魅惑の攻撃で大会を制したが、以降は欧州勢に勝てないケースが続いている。自国の指揮官にこだわるのではなく、経験豊富な外国人指揮官に頼るのも1つの手だろう。新指揮官探しは難航しているが、セレソンを再び高みへ導けるのは誰だ。

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