セリエAを席巻するドログバ級の怪物 大先輩イグアイン超えなるか

12日のクレモネーゼ戦でゴールを決め、6試合連続ゴールを達成したオシムヘン photo/Getty Images

シーズン最多得点記録の更新も

22試合を消化して19勝2分1敗と、黒星はわずかに1つ。勝ち点を「59」までのばすナポリは、2位のインテルに16ポイントもの差をつけ、首位を独走している(インテルは1試合未消化)。あのディエゴ・マラドーナらを擁した1989-90シーズン以来のスクデット獲得へ向けて、邁進しているのだ。この勢いでいけば、インテルやユヴェントスが持つ最速優勝(5試合残しての優勝)の更新も決して夢ではない。

そして、そんなナポリを牽引し、個人としての記録にも期待がかかっているのがナイジェリア代表FWビクター・オシムヘンだ。2020年夏にナポリの一員となった同選手は、これまで怪我に悩まされることが多々あった。しかし、ピッチに立てばその存在感は抜群で、常に結果を残してきた。今季もリーグ戦では4試合ほど負傷欠場してはいるが、ここまで出場した18試合では17ゴール4アシストの大活躍。得点ランキングのトップを独走し、セリエAを席巻している。

オシムヘンは年明けからさらにギアを上げ、現在6試合連続ゴール中。この間に8つものゴールを奪っており、直近6試合では1試合1.3ゴールのペースでゴールを量産していることになる。残りが16試合と考えると、クラブの大先輩であるゴンサロ・イグアイン(2015-16)とラツィオのチーロ・インモービレ(2019-20)が成し遂げたセリエAのシーズン最多得点記録である36ゴールの更新も不可能ではない。
ナポリは昨夏の移籍市場でFWロレンツォ・インシーニェやFWドリース・メルテンス、MFファビアン・ルイス、DFカリドゥ・クリバリなど、長年チームを牽引してきた主力たちが一斉退団。開幕前の予想では今季の戦いが不安視されることもあったが、ここまではそれを全く感じさせない内容となっている。オシムヘンの本格覚醒がナポリ躍進の要因の一つだろうが、主力たちが一気にチームを去ったことで彼に今まで以上の責任感が芽生え、それが本格覚醒につながったのかもしれない。

速さ、強さ、決定力を兼ね備え、周囲の選手を生かすこともでき、名将ジョゼ・モウリーニョが以前「ドログバと同じレベルにある」と評価したほどの怪物。多くのビッグクラブがすでに熱視線を送っているようだが、まずは優勝がかかった今季の残りの試合で、オシムヘンがどんなパフォーマンスを披露してくれるのか見ものだ。

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