4名もの日本人がピッチに集結 ひときわ存在感を発揮した堂安が残した好スタッツ

89分までプレイした堂安 photo/Getty Images

攻守両面にあわられた数字

11日にブンデスリーガ第20節行われ、フライブルクとシュツットガルトが対戦。フライブルクでは堂安律、シュツットガルトでは遠藤航、原口元気、伊藤洋輝、計4名もの日本人選手がスタメンに名を連ねるサムライ対決が実現した。

試合は拮抗した展開となるも、30分にクリス・ヒューリッヒのミドルシュートでシュツットガルトが先制した。しかし、後半に入るとフライブルクが2本のPKをゲット。これをヴィンチェンツォ・グリフォが冷静に沈め、フライブルクが2-1の逆転勝利を収めている。

この一戦では、日本人選手4人全員がそれぞれの良さをピッチで発揮していたが、その中でもひときわ存在感を見せつけたのが89分までプレイした堂安だ。前半から積極的な仕掛けや献身的な守備でチームに貢献。50分には、得意のパンチ力のあるミドルシュートでゴールネットを揺らすも、これは直前のプレイがオフサイドとみなされて認められず。ただ、後半開始直後のこのシュートで一気に流れを呼び込み、フライブルクにとって後半の“反撃の狼煙”となったに違いない。
さらに、試合終盤には逆転ゴールへつながるPKを獲得したほか、右サイドからのカットインで2人のDFの間をぶち抜き、シュートまで持ち込むシーンも。調子の良さがうかがえたのだ。また、堂安の存在感は攻守両面で数字にもあらわれており、アタッカーながらチームで2番目に多い「3回」のタックル成功数を記録したり、チーム最多タイとなる「3回」のドリブル成功数を記録したりもている(『WhoScored』より)。

監督からの信頼も厚く、ここまで主軸としてフライブルクを牽引している堂安。チームも好調で、暫定ではあるがチャンピオンズリーグ出場圏内の4位につけている。あとは個人でもゴールを決めるだけか。ただ、ゴールへの強い思いはプレイにあらわれており、今後のさらなる飛躍に期待だ。

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