4ゴールも決めたのにC・ロナウドは全力で悔しがる 38歳になっても消えぬ野心「その他大半の選手との違い」

サウジアラビアでの挑戦を選んだロナウド photo/Getty Images

再び5大リーグにやってくる可能性もあるか

マンチェスター・ユナイテッドを離れ、サウジアラビアのアル・ナスルと契約したFWクリスティアーノ・ロナウド。38歳と大ベテランの年齢になり、さすがのロナウドも5大リーグで戦うトップコンディションを整えるのは難しくなってきたのかもしれない。

しかし、ロナウドのフットボールに対する強い思いが消えたわけではない。それは10日に行われた国内リーグのアル・ワフダ戦でも確認できた。

このアル・ワフダ戦ではロナウドが1人で4ゴールを決める圧巻のパフォーマンスを披露し、チームも4-0で快勝。スーパースターと呼ぶにふさわしいロナウドのゴールラッシュだったわけだが、英『GIVE ME SPORT』が注目したのはロナウドの姿勢だ。
先制点を決めた直後には天を見上げてシャウトし、すぐさまチームメイトへボールに強く当たれと感情を前面に出して指示を飛ばしていたのだ。さらに4-0とリードした終盤には左サイドからロナウドが中の味方へ折り返しのボールを送ったのだが、これにチームメイトは飛び込めず。するとロナウドはピッチに膝をつき、地面を叩いて悔しがっていた。こうした姿勢には同メディアも驚いている。

「サッカーの世界ですべてを達成したにも関わらず、彼にとってアル・ナスルでゴールを決めることはチャンピオンズリーグでの得点と同じくらいの意味があるようだ。得点後に彼がチームメイトのモチベーションを高めようとする姿勢も見てほしい。終盤には5点目のチャンスを逃し、ロナウドは打ちのめされていた。4-0の状況を考えれば、多くの選手はそのプレイを笑い飛ばしただろう。ロナウド自身はすでに4点も決め、試合も終盤だったのだ。しかし、彼はまだ5点目を求めていた。それが彼と地球上のその他大半のフットボーラーとの違いである。38歳を迎えて5大リーグでプレイすることは無くなったのかもしれないが、サッカーのゲームで良い成績を収めたいとの彼の欲求は相変わらず強いようだ」

ロナウドに関しては今後のキャリアが読めない。同メディアの指摘通りモチベーションは高く、サウジアラビアでも勝利にこだわっている。特にポルトガル代表でのキャリアは気になるところで、本人もまだ諦めていないのではないか。サウジアラビアでのゴール量産からキャリアの続きがどう動くのか楽しみだ。

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