シャビは“2ゴール”に留まるF・トーレスをどう育てる? 成長続けるバルサの次なる課題

バルサで得点数伸び悩むフェラン・トーレス photo/Getty Images

スペインの未来背負うFWをどう伸ばす

シャビ・エルナンデスを指揮官に迎えたバルセロナは、着実に力をつけてきている。年明け早々にスーペルコパ・デ・エスパーニャのタイトルを獲得し、現在はリーガ・エスパニョーラでも首位だ。

若いMFガビ、ペドリらの能力を引き出し、FWウスマン・デンベレのように伸び悩んでいるところがあったアタッカーも成長させた。シャビの指導で成長した選手がいるのは確かだ。

そんな中でスペイン『SPORT』が次なる課題に挙げたのが、FWフェラン・トーレスである。
バルセロナは2022年冬にマンチェスター・シティからトーレスを5500万ユーロの移籍金で獲得しているが、今季も主力にはなりきれていない。スペイン代表メンバーにも選ばれる期待の若手アタッカーではあるのだが、ここまで移籍金に見合うパフォーマンスとは言い難いか。

FIFAワールドカップ・カタール大会による中断期間が明けた後は先発が2試合しかなく、その2試合もスペイン国王杯での格下相手のゲームだ。前線すべてのポジションに対応できる選手ではあるが、ロベルト・レヴァンドフスキ、デンベレには大きな差をつけられている。現状トーレスがポジションを確保するのは厳しい。

今年に入ってからはアトレティコ・マドリード戦でDFステファン・サビッチと小競り合いを起こし、退場処分を受けるなど嫌な形で注目を集めてしまったところもある。2027年まで契約を結んでいるトーレスをシャビが成長させられれば大きいが、今季リーグ戦2ゴールに留まっているトーレスの能力を引き出せるだろうか。

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