負傷者多数で苦しむリヴァプールを必死に支える37歳ベテラン・ミルナー 新星ムドリクにも食らいつく

体を張ってムドリクに対応した photo/Getty Images

まだまだやれるミルナー

21日、プレミアリーグ第21節リヴァプール対チェルシーのビッグマッチが行われた。互いに中位に沈む難しいシーズンを送っているが、やはり強豪同士の対決とあって試合内容は白熱。結果はスコアレスドローに終わったが、チェルシーの新加入FWミハイロ・ムドリクがデビューを飾るといった見どころもあった。そんな中、右サイドバックで先発出場した37歳のMFジェイムズ・ミルナーがいぶし銀の活躍を見せている。
 
チェルシーの選手たちが流動的にポジションを変えたこともあり、前半はMFメイソン・マウント、MFルイス・ホール、DFマルク・ククレジャなどさまざま相手と対峙したミルナー。攻撃面で存在感を発揮することはあまりなかったが、彼らに決定的な仕事はさせなかった。
 
そして、55分にはL・ホールに代わってムドリクが登場。彼のスピードに対応できず、ファウルで止めてイエローカードを受けてしまう場面もあったが、粘りの守備で好きにはやらせず。72分にDFトレント・アレクサンダー・アーノルドと交代したが、アンフィールドのファンはミルナーに対して温かい拍手を送った。
 
英『Daily Mail』はこのミルナーのパフォーマンスを「37歳の昔ながら、かつ、基本に忠実なアプローチはリヴァプールにとって有用だった」と評価している。さらに、「ミルナーのような選手がいれば、ルイス・ディアスやディオゴ・ジョタといった負傷したアタッカーが復帰するまで、彼らはなんとか持ちこたえることができるだろう」とその頼もしさも手放しに称賛した。
 
同メディアによれば、この試合でベンチスタートとなったアレクサンダー・アーノルドは筋肉系のトラブルを抱えていたようで、彼の状態次第では29日に行われるFAカップのブライトン戦もミルナーが右サイドバックで先発出場する可能性がある。
 
ブライトンとは先日プレミアリーグで対戦したばかりだが、その際、ミルナーには出番がなかった。出るとなれば現在爆発中の日本代表FW三笘薫と対峙することになるはずだが、彼のキレ味抜群のドリブルや機を見た裏への飛び出しに対応することはできるのか。

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