リヴァプールでのスアレスとのコンビは圧巻だったが…… 豪州にも向かった“ガラスのFW”は今

リヴァプール時代は輝いていたスタリッジ photo/Getty Images

天才肌のアタッカーだっただけに怪我が悔やまれる

ガラスの天才との表現がピタリと当てはまってしまう選手か。2013-14シーズン、リヴァプールでルイス・スアレスやラヒーム・スターリングらと魅惑の攻撃を展開していたのがFWダニエル・スタリッジだ。

当時のシーズンはリーグ制覇こそ達成できなかったが、101ゴールを奪った破壊力はリーグ最強レベルだった。スアレス、スタリッジらの高速カウンターにワクワクしたファンも多いはず。

だが、スタリッジはあのシーズンがピークとなってしまった。2013-14シーズンはリーグ戦で21ゴールを奪っていたが、これがキャリアハイだ。スタリッジを苦しめ続けてきたのが怪我の問題で、フルシーズン戦えたケースが極端に少ない。
気になるのは現在の状況だ。スペイン『as』はスタリッジが今どこにいるのかと気にかけているが、スタリッジは2019年にトルコのトラブゾンスポルへ加入すると、2年後にオーストラリアのパース・グローリーと契約。オーストラリアではスター選手として迎えられたのだが、ここでも怪我の問題が発生。僅か6試合の出場でパース・グローリーとの契約は終了し、それからはフリーの状態が続いている。

最後のゴールはトラブゾンスポル時代の2019年に決めたカイセリスポル戦での一撃となっている。この間には賭博違反による活動禁止期間もあったが、現在33歳という年齢や怪我の経歴を考えればスタリッジ獲得にはリスクが伴う。獲得を望むクラブは限られるか。

才能が抜群だっただけにフリーの現状は寂しく、怪我さえなければイングランド代表でも長く主力を務めたことだろう。

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