デパイ、ルカク、C・ロナウド……マンU“真のエース”はいつ見つかる? 勝負は今夏か

バーンリーでもプレイしたベグホルストにはプレミアの経験がある photo/Getty Images

話題のベグホルストは短期的なオプションに

エリック・テン・ハーグの下で調子を上げているマンチェスター・ユナイテッドだが、さらに上を目指すには絶対的な点取り屋が必要不可欠だ。マーカス・ラッシュフォードに覚醒の予感が漂うが、ラッシュフォードを純粋なセンターフォワードとカウントすべきかは微妙なところだ。願わくばもう一枚信頼できるアタッカーが欲しい。

現在はバーンリーからベシクタシュにレンタル移籍しているオランダ代表FWボウト・ベグホルスト(30)に関心を寄せているようだが、これは長期的な解決策とはなりにくいか。かつてマンUでコーチを務めたレネ・ミューレンスティーン氏もベグホルストがマンUにフィットするはず評価しながらも、先発で固定される可能性は低いとの見解を示している。

「彼は他のユナイテッドのFWにはないものを提供できるが、毎試合先発するとは思えない。背が高くてポストプレイも出来るし、それを使って攻撃を展開できる。勤勉でファイターだし、それこそ彼の最大の特長だ。彼はテン・ハーグが求めるすべての資質を備えているので、ユナイテッドにフィットするはずだよ」(英『BBC』より)。
今季後半戦のオプションとしての補強ならば、197cmものサイズを誇るベグホルストは興味深い存在だ。ただ、来季へ向けてもう少し若いエース候補となる選手を補強したい。

この10年を振り返れば、マンUでヒットしたセンターフォワードは2012年に獲得したロビン・ファン・ペルシー、2016年のズラタン・イブラヒモビッチといったところだろうか。そのイブラヒモビッチも獲得当時34歳とベテランだった。

ロメル・ルカク、アレクシス・サンチェス、メンフィス・デパイ、ラダメル・ファルカオ、やや伸び悩んだところのあるアントニー・マルシャルなど、大ヒットとはならなかった補強も目立つ。昨夏に復帰したものの、すでに契約を解除したクリスティアーノ・ロナウドもそうだ。

米『ESPN』はベグホルスト獲得が短期的なオプションであり、真の狙いは今夏にトッテナムFWハリー・ケイン、ザルツブルクFWベンヤミン・シェシュコ、ナポリFWヴィクター・オシムヘンのいずれかを獲得することにあると伝えている。ケインとオシムヘンはすでに5大リーグで結果を残している大物ストライカーで、このクラスのストライカーを獲得できれば理想的だ。

果たしてマンUのセンターフォワード探しに答えは見つかるのか。今冬にベグホルスト獲得をまとめるならば、それもヒットに繋がるのか要注目だ。

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