チェルシーで突如“Newヤヤ・トゥレ”完成? 5番手か6番手だったMFがマンC振り回す姿に世界が驚いた

昨夏チェルシーへやってきたザカリア photo/Getty Images

予想を超えるボールテクニックでプレスを剥がし続けた

そのあまりのテクニックに驚いたサポーターもいるだろう。5日のマンチェスター・シティ戦で想像以上のパフォーマンスを披露したのは、昨夏にユヴェントスからレンタルでチェルシーに加わったスイス代表MFデニス・ザカリアだ。

チェルシーの中盤には豪華なタレントが揃っており、ジョルジーニョ、エンゴロ・カンテ、ルーベン・ロフタス・チーク、マテオ・コバチッチ、コナー・ギャラガー、さらに若いカーニー・チュクエメカも存在感を増しており、ザカリアにはなかなか出番が回ってこなかった。プレミア初出場は12月27日のボーンマス戦のことで、チェルシー移籍後はかなり影が薄くなっていたと言える。

しかし、ザカリアは5日のマンC戦で躍動。守備の貢献に加え、相手のプレスを巧みにかわす技術が大きな話題を呼ぶことになった。191cmのサイズ、リーチを活かしたダイナミックな攻撃参加は終盤の巻き返しに繋がり、チェルシーはザカリアを中心にいくつかチャンスを作れていた。0-1で敗れたものの、ザカリアへの評価は高いだろう。
「ザカリアのプレイを見たときは信じられなかった」

「ヤヤ・トゥレじゃないか」

「ミケルとヤヤ・トゥレの融合がザカリア」

SNS上ではこのような賞賛の言葉が並んでおり、プレミアリーグで特別な存在感を放った大型MFといえばマンCで活躍したヤヤ・トゥレ、チェルシーOBミケル、元アーセナルのパトリック・ヴィエラも超ワールドクラスだ。まだザカリアを彼らと比較するには早すぎるが、マンC相手のパフォーマンスは実に頼もしいものがあった。もっとザカリアを見たいと感じたサポーターもいただろう。

チェルシー移籍後は苦しい時間が続いたが、ここ最近のパフォーマンスで中盤での序列はかなり上がったと見てよさそうだ。

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