W杯の余韻も束の間、イングランドではカラバオ杯ラウンド16がスタート ペップは「選手がいない」と苦言

日程に苦言呈すジョゼップ・グアルディオラ photo/Getty Images

ハードな日程が再開する

11月下旬からスタートしたFIFAワールドカップ・カタール大会も終わりを迎えた。これからは再びクラブでの戦いが始まることになる。

イングランドはさっそく今週から再開だ。21日からカラバオカップラウンド16がスタートすることになっており、注目カードは23日のマンチェスター・シティ対リヴァプールで間違いない。

ジョゼップ・グアルディオラ監督率いるシティは一つ前のステージでチェルシーと対戦しており、次はリヴァプールと競合との連戦が続く。
楽しみな一戦であることは間違いないが、内容はそれほど期待できないかもしれない。

その理由は間違いなく、W杯にある。両チームともに選手をカタールに派遣しており、シティはプレミア最多となる16人を送り出した。

シティに多いのはイングランド勢とポルトガル勢だ。イングランドでいえばジャック・グリーリッシュ、フィル・フォーデン、カイル・ウォーカー、ジョン・ストーンズ、カルヴィン・フィリップスと5人もいる。ポルトガルも多く、ジョアン・カンセロ、ルベン・ディアス、ベルナルド・シウバの3人だ。

「我々は困難な状況にある。選手はいないが、既にスケジュールが用意されており、この試合を戦うつもりだ」

英『Manchester Evening News』ではペップが選手のいない難しい現状について語っている。同メディアによると、ケビン・デ・ブライネやイルカイ・ギュンドアンといったグループステージ敗退組は既に戻ってきているが、ベスト8まで進んだブラジルやポルトガル、イングランド、オランダの選手は起用することができないという。もちろんアルゼンチン代表として優勝を果たしたフリアン・アルバレスも難しいだろう。

幸い、23日に予定されているカラバオカップはそれほど重要度の高いコンペティションではない。だが、29日から再開されるプレミアリーグは勝ち点1でも落とせないハードな戦いが待っている。首位のアーセナルは5ポイント差でリーグの先頭を走っており、3連覇を目指すシティとしては負けられない。ただW杯から戻ってくる選手のコンディションは万全ではない可能性があり、本来は控え組とされる選手やW杯に出場しなかったアーリング・ハーランドの活躍に期待したい。

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