10年前はレスターにレンタル中 ケインは“W杯2大会連続得点王”目指す怪物となった

レスターでプレイしていたケイン photo/Getty Images

レスター時代にここまで成長すると予想したか

レスター・シティへ武者修行に出ていた2012年から10年。当時駆け出しだった若手FWはイングランド代表の大エースとなった。

2012-13シーズン、トッテナムからレスターにレンタル移籍していたFWハリー・ケインは、今や誰もが認めるワールドクラスのストライカーだ。4年前のワールドカップ・ロシア大会では6ゴールを挙げて大会得点王に輝いており、今回のカタール大会では2大会連続の得点王を狙うことになる。

当時レスターで一緒にプレイした現ニューカッスルFWクリス・ウッドは、当時からケインのフィニッシュワークが優れていたと振り返る。
「彼は世界レベルの能力を持っていた。左足、右足、フィニッシュは冗談なレベルだった。その後の彼はトッテナムでチャンスを与えられ、そのチャンスを両手で掴んでモンスターになった。得点マシーンだよ。彼は素晴らしい選手でありながら謙虚な人だし、レスターでも彼は素晴らしい人だった。今もそうだよ」(『EuroSport』より)。

イングランドがワールドカップのタイトルを獲るには、ケインのフル稼働が欠かせない。前線にはラヒーム・スターリングやマーカス・ラッシュフォードなど代表監督ガレス・サウスゲイトが信頼する面々を招集しているものの、クラブでは元気のない選手もいる。その招集基準にはサポーターから疑問の声もあるほどだ。

現状を考えると、得点部分は今大会もケインに頼るしかないだろう。今季リーグ戦ではここまで12ゴールと快調に飛ばしており、上手くいけば2大会連続のワールドカップ得点王もあるかもしれない。イングランドがどこまで進めるのか、すべてはケインに懸かっている。

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