ムシアラ、ベリンガム、ペドリら“黄金世代”とは差がついた? 4シーズンで1ゴールしか奪えていない仏の才能

リヨンに所属するチェルキ photo/Getty Images

リヨンで数字が上がってこない

イングランド代表MFジュード・ベリンガム(19)、ドイツ代表MFジャマール・ムシアラ(19)、アメリカ代表MFジョバンニ・レイナ(20)、スペイン代表MFペドリ(20)、フランス代表MFエドゥアルド・カマヴィンガ(20)など、今年のワールドカップ・カタール大会には2002年〜2003年に生まれた世代も続々と参戦している。彼らは代表チームの主力であり、この世代は世界的に特別だ。

最近の若手の勢いには驚かされるばかりで、上記の選手たちは世界的に有名な存在と言える。そんな中、やや伸び悩んでいる者がいる。

同じ2003年生まれのフランス人FWラヤン・チェルキ(19)だ。
リヨンのアカデミーから出てきたチェルキもフランス世代別代表の頃より有名な存在で、ベルギー代表FWエデン・アザールと比較されたこともあるドリブラーだ。上背もアザールと似ており、ボールタッチが柔らかい。上手くいけば今年のワールドカップにも絡めるのではと考えられた。

しかし、仏『Foot365』はチェルキの成長にブレーキがかかっていると心配している。リヨンのトップチームで出番は得ているものの、直近4シーズンでリーグ戦の得点数は僅かに1点だ。当然この成績でA代表から声がかかるはずはなく、最近は話題に挙がる機会も減ってきた。

もちろん年齢的に焦る必要はないが、最近は19歳や20歳でもビッグクラブで活躍する時代だ。チェルキも以前はビッグクラブからの噂があり、年齢的に上の舞台で活躍していても不思議はない。現在はリヨンでやや足踏み状態にも見える。

世代別代表で騒がれながら、A代表とは無縁だったなんて選手も少なくないが、チェルキは4年後のワールドカップへステップアップできるだろうか。ユース年代で見せていた才能は強烈だっただけに、A代表に食い込んできてほしい逸材だ。

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