ジルー、レオン、トナーリ、カルルが一息ついたモンツァ戦 CL2連勝を目指すミランにとって大きな意味を持つローテーション成功

ピオリ監督は過密日程に上手く対応している photo/Getty Images

控え組も奮闘したモンツァ戦

セリエAでは首位争いを演じているものの、チャンピオンズリーグではチェルシーに2連敗を喫したこともあり、やや不利な状況に陥っているミラン。残る2試合で勝ち点6を積み上げれば自力で決勝トーナメント進出を決めることができるが、23日のモンツァ戦で何人かの主力を休ませることができたのは非常に大きかった。
 
負傷者の多さやDFフィカヨ・トモリの一発退場などが響き、チェルシーとのホーム&アウェイ2連戦をどちらも落としてしまったミラン。現時点のCL成績は1勝1分2敗の勝ち点4となっているが、彼らの所属するグループEは混戦模様であり、首位チェルシーとの勝ち点差は3に留まっている。
 
ミランが残す2試合は、アウェイで行われる26日のディナモ・ザグレブ戦と、ホームで行われる来月3日のレッドブル・ザルツブルク戦。2013-14シーズン以来のグループステージ突破を達成するためにも、彼らには全力でぶつかりたいところだ。
 
それを踏まえたステファノ・ピオリ監督は、直近のモンツァ戦でFWラファエル・レオンやFWオリヴィエ・ジルー、MFサンドロ・トナーリ、DFピエール・カルルといったチームの核となる選手たちをスタメンから外している。
 
DFセルジーニョ・デストやMFブラヒム・ディアスが負傷した影響もあり、結局レオンとカルルはこの試合に途中から出場したが、シーズン開幕からフル稼働となっていた36歳のジルーは1試合まるまる休むことができた。その上でミランは4-1の勝利をあげており、リーグ戦順位を2位に上げている。
 
一方、ジルーと同等以上の稼働が続いているMFイスマエル・ベナセルとトモリはこの試合もフル出場となった。ディナモ・ザグレブ戦では彼らの疲労度合いが気になるが、そこはモンツァ戦で休むことのできたトナーリやカルルのパフォーマンスに期待すべきだろう。

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