サン・マクシマンでもトラオレでもない“新たなドリブルキング” ヴィエラ率いるダークホース候補で躍動する10番の脅威

クリスタル・パレスで10番を背負うエベレチ・エゼ photo/Getty images

パスでも違いを作れる

近年のプレミアリーグのドリブルキングといえばニューカッスルのアラン・サン・マクシマンやウルブズのアダマ・トラオレの名前が挙がる。昨季プレミアでのドリブル成功数はサン・マクシマン(150回)が断トツトップで、トラオレは冬にバルセロナへ期限付き移籍したが前半戦だけで83回を記録しリーグ3位で昨季を終えた。

今季は怪我やプレイタイムの減少もあって両者はドリブル成功数を増やせておらず、現時点では新たな人物がプレミアのドリブル成功数トップに立っている。それがクリスタル・パレスのMFエベレチ・エゼである。

過去にはアーセナルの下部組織でプレイし、その後複数のクラブを経てパレスにやってきたエゼ。怪我の影響で満足にプレイできない時期もあったが、今季は開幕から全試合に出場して2ゴール2アシストと得点でチームに貢献している。
パレスはアーセナルやマンチェスター・シティでプレイした経歴を持つパトリック・ヴィエラが就任したことで若いチームに変貌を遂げている。そこではFWマイケル・オリーズ、DFマーク・グエーイらヤングタレントが中心となっており、エゼもその一人だ。

ウイングやインサイドハーフを主戦場とする選手で、ドリブル成功数はリーグトップの25回だ。突破力だけでなくパスから局面を変えることも可能であり、ビッグチャンスクリエイト数(4回)、キーパス数(16回)はチーム内で最も優秀な成績を残している。昨季は現チェルシーのMFコナー・ギャラガーがチームの攻撃を支えていたが、今季はその役割をエゼが担っている。

10試合終えて10位とまずまずの成績を残している今季のパレスは、すでにアーセナル、リヴァプール、シティ、チェルシーと対BIG6は4試合を消化した。そのため当分強豪と対戦することはなく、今後確実に勝ち点を積み重ねることができればより順位を伸ばすことができるだろう(データは『SofaScore』より)。

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