エリクセン不在の影響がもろに出たマンUのここ2戦 トッテナム戦も欠場の可能性あり

オモニア戦では途中出場から流れを変えた photo/Getty Images

今夏にフリーでマンUに加わったエリクセン

16日に行われたニューカッスル・ユナイテッド戦を0-0で引き分けたマンチェスター・ユナイテッド。MFクリスティアン・エリクセンはこの試合を欠場したが、彼の重要性が浮き彫りとなる試合だった。
 
このニューカッスル戦は体調不良でメンバー外となったエリクセン。中盤はMFカゼミロとMFフレッジがコンビを組んだが、やはりマンUはエリクセンがいる時ほど上手く試合を組み立てることができず、効果的にチャンスを作り出すこともできなかった。
 
その2日前に行われたオモニア・ニコシア戦でも同様の現象が起きていた。この試合はエリクセンもメンバー入りしていたものの、疲労を考慮したのか彼はベンチスタートとなり、ニューカッスル戦と同様にカゼミロとフレッジが先発出場。
 
しかし、マンUはこの試合でもなかなかゴールを奪うことが出来ず、エリック・テン・ハーグ監督は70分にエリクセンの投入を決断。ここからボールの流れはよりスムーズになり、後半アディショナルタイムにはMFスコット・マクトミネイの劇的な決勝弾が生まれた。
 
英『Manchester Evening News』は、「テン・ハーグ監督の作るチームにおいて、新加入のエリクセンがどれだけ重要な存在になるかは誰も予想できなかっただろうが、ニューカッスル戦の引き分けでそれがきっぱり証明された」と、彼の不在の影響の大きさを伝えている。特にエリクセンがいない時にMFブルーノ・フェルナンデスの調子が悪いと、中盤の創造性と試合の流れを作る能力が欠けてしまうと指摘している。
 
マンUの次戦は20日のトッテナム戦となるが、クラブの公式HPによれば「(この試合にエリクセンが)間に合うかどうかはわからないが、当然そうなることを願っている」とテン・ハーグ監督はコメント。
 
幸いにも、累積警告により出場停止となっていたマクトミネイはトッテナム戦で戻ってくるはずだが、彼も中盤に創造性をもたらすタイプの選手ではない。もしエリクセンが間に合ったとしても、体調不良明けの選手に普段通りのパフォーマンスやプレイタイムを求めるのは酷。この試合ではB・フェルナンデスのパフォーマンスが勝敗を大きく左右することになるかもしれない。

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