イタリアの巨人FWは“37分”しか出番がない 気になるアヤックスのFW起用法

アヤックスに移籍したルッカ photo/Getty Images

ブロビーとルッカが控えているが……

今季はチャンピオンズリーグ・グループステージ初戦でレンジャーズを4-0で粉砕するスタートを切りながら、その後リヴァプールとナポリに敗れて3連敗となってしまったアヤックス。そんなアヤックスで注目されているのが指揮官アルフレッド・シュローダーの采配だ。

アヤックスは今夏にエリック・テン・ハーグがマンチェスター・ユナイテッドへ引き抜かれたため、指揮官がシュローダーに交代している。基本的な戦術プランはテン・ハーグの頃と変わらないが、シュローダーはなかなか攻撃のカードを切ろうとしないところがある。

今季は最前線にガーナ代表のモハメド・クドゥスを配するケースが多いのだが、ベンチに控えるブライアン・ブロビーとロレンツォ・ルッカになかなか出番が回ってこないのだ。ブロビーはオランダ代表メンバーにも選ばれた若き逸材で、今夏にACピサからやってきたルッカは201cmのサイズを誇るイタリア期待のFWだ。
先日行われたチャンピオンズリーグ・グループステージ第4節ではナポリに2-4で敗れたが、このゲームも1-3とされた65分になってからブロビーを投入。ベンチにいたルッカには最後まで声がかからなかった。

ブロビーはエールディヴィジでこそ一定の出番を得ているが、チャンピオンズリーグでは48分しかプレイできていない。ルッカに至っては、国内リーグで37分間プレイしただけだ。オランダ『Soccernews』はシュローダーの起用法に疑問を呈しており、ブロビーとルッカの現状が少し気の毒と取り上げている。

クドゥスへの信頼が厚いようだが、もう少しブロビーとルッカにもチャンスを与えてもいいのではないか。グループステージ第3節のナポリ戦は1-6で完敗を喫したが、シュローダーは1-5にされるまで攻撃のカードを切らなかった。75分になってからようやくブロビーを投入しており、少々動きが遅い。ちなみにルッカはこのゲームもベンチに座ったままだった。

特にリードされた状況では201cmの長身が武器のルッカを投入してもいいはずだが、現状はなかなか声がかからない。クドゥスの動きは継続してきたテン・ハーグ流に合っているのかもしれないが、ブロビーとルッカにももう少しチャンスを与えるべきか

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