開幕から8試合で勝ち点10、ここ10年で最悪なスタート 英紙が主張するリヴァプールが“勝てない理由”

今季のリヴァプールは以前とは違うチームになってしまった photo/Getty images

リヴァプールの調子がおかしい

ユルゲン・クロップが監督に就任してからのリヴァプールは強力で、CLでは18-19シーズンに優勝。昨季は決勝まで進んだ。プレミアでは19-20シーズンにタイトルを獲得し、昨季はマンチェスター・シティと最後までデッドヒートを繰り広げた。

しかし今季のリヴァプールは少しおかしい。開幕から8試合で獲得した勝ち点はわずかに10ポイント。ボーンマスとニューカッスルにしか勝てておらず、9日のアーセナル戦では2-3で敗れてしまった。首位との勝ち点差は14ポイントと多く、すでにリーグ優勝は諦めるべきか。

英『talk SPORT』によると、開幕からの8試合で勝ち点10ポイントはここ10年間で最悪のスタートになってしまっているようだ。
同紙でも指摘しているが、今季のリヴァプールは勢いが感じられない。クロップのリヴァプールは激しいハイプレスで相手のビルドアップの自由を奪い、そこから主導権を握ることになる。しかし今季その激しいハイプレスは見られず、いつも通りに戦うことができていない。

同紙ではそれをチームの高齢化が影響していると指摘する。アーセナル戦でのスタメンでいえばモハメド・サラーが30歳、チアゴ・アルカンタラが31歳、ジョーダン・ヘンダーソンが32歳、フィルジル・ファン・ダイクとジョエル・マティプのセンターバックコンビも30代だ。交代から出てきたロベルト・フィルミーノも31歳と中心人物の高齢化が目立つ。もちろん世代交代は積極的に進めているが、新勢力の台頭を抑えられるほどの力は今のリヴァプールにはない。

そんなリヴァプールはミッドウィークのレンジャーズ戦を挟んでシティと17日にリーグ戦で対戦する。近年のプレミアでは最も白熱するビッグマッチだったが、今季両チームの差は大きく広がっている。シティはハーランド加入でさらに強化されており、意地を見せられるのか。

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