シティの“CB5人体制”は早くも終わり? アトレティコがスペイン代表DFを引き抜きか

スペイン復帰の可能性があるアイメリック・ラポルト photo/Getty images

層は厚くなるが、マネジメントは難しくなる

夏の移籍市場終盤でマヌエル・アカンジを加え、シティのセンターバック陣はアカンジ、ルベン・ディアス、ネイサン・アケ、ジョン・ストーンズ、アイメリック・ラポルトの5人体制となった。他のクラブはCBを4人体制にすることが多いが、シティは守備陣に怪我人が続出することが多く、5人体制でピッタリかもしれない。

メリットとしては前述したような守備陣に怪我人が続出しても、5人のCBがいればある程度カバーすることができる。アカンジはCBだけでなく、サイドバックでもプレイしており、サウサンプトン戦では負傷離脱中のカイル・ウォーカーに代わって右SBでプレイしている。左利きのアケやラポルトも左SBでプレイすることがあり、実力のあるCBは多いほどチームの安定感は増す。

しかし5人も実力者がいれば出場機会が限られる人物が出てくる。今季であればラポルトがそうだ。CBのリーグ戦のプレイタイムは上からディアス(673分)、ストーンズ(461分)、アケ(391分)、アカンジ(270分)、ラポルト(16分)となっている。ラポルトは昨季終盤の負傷が長引いていたのも影響しているが、今季は最も出場機会の少ないCBになっている。
英『Manchester Evening News』によると、そんなラポルトにアトレティコ・マドリードが関心を寄せているようだ。アトレティコはラポルトのリーダーシップ、ラ・リーガでの経験、スペイン語を話せる語学力を高く評価しており、獲得を目指しているよう模様。しかしジョゼップ・グアルディオラはラポルトの放出を良く思っておらず、移籍を阻止する可能性がある。

移籍はラポルトの意思次第になる。以前スペイン復帰を希望するといった報道もあり、ラポルトが移籍を望むかもしれない。実際に今季負傷から復帰したが出番は増えておらず、移籍を希望してもおかしくはない。

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