セリエA通算“279試合”に出場した元ガーナ代表が現役を引退 ユーヴェで縁の下の力持ちとして6度のスクデット獲得に貢献

引退を表明したアサモア photo/Getty Images

次は代理人となる模様だ

一昨季限りでカリアリを退団してフリーとなっていたクワドォー・アサモア。ユヴェントスやインテルでプレイしたサイドバックは、自身のキャリアに終止符を打ったようだ。アサモアは5日、自身のSNSにて引退することを報告。第2のキャリアは代理人として歩むことも併せて報告している。

2008年にウディネーゼへ加入して頭角を現したアサモア。4シーズンで114試合に出場した同選手は、2012-13シーズンからユヴェントスへと加入する。主力として活躍し、翌年にはクラブのスクデット獲得に貢献するなどチームのウイングバックとして左サイドを支えた。

しかし2014-15シーズン以降は度重なるケガもあり、出場機会は激減する。セリエAで7試合の出場にとどまると、その後は貴重なバックアッパーとしてチームのリーグ制覇に貢献。在籍6年間すべての年でセリエA王者を経験すると、2018年夏にユヴェントスを退団してインテルへと加入した。インテルでは18-19シーズンにレギュラーとしてセリエAで32試合に出場するも、翌年には8試合にとどまり2年でチームを離れた。半年間のフリーを経て2021年2月にカリアリと契約して9試合に出場した。
ガーナ代表としてワールドカップでも2大会に出場し、セリエAでも多くのタイトルを獲得するなど、アフリカを代表するDFは33歳という若さで現役を退く。、ユヴェントスでウイングバックにコンバートされたアサモアだが、もともと中盤の選手であり、クレバーなプレイも持ち味の1つだった。ユーヴェではケガでの離脱後は途中出場も多かったが、縁の下の力持ちとしてチームを支えた男は第2の人生に進んでいく。

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