“マンUの新4バック”が迎える初のマンチェスター・ダービー 未知数の要素が吉と出るか凶と出るか

L・マルティネスの気迫がディフェンスライン全体に伝播している photo/Getty Images

新戦力のL・マルティネスとマラシアがスタメンに定着

2日にマンチェスター・シティとのダービーマッチを控えているマンチェスター・ユナイテッド。現在リーグ戦4連勝中と好調を維持しているが、良くも悪くもマンUの新ディフェンスラインがどれだけシティに通用するかは未知数だ。
 
今季のマンUはリーグ開幕から2連敗を喫しており、第2節ブレントフォード戦では前半だけで4点を献上。この2試合のディフェンスラインは左からDFルーク・ショー、DFリサンドロ・マルティネス、DFハリー・マグワイア、DFディオゴ・ダロトがスタメンとして名を連ねていた。
 
チームを率いるエリック・テン・ハーグ監督は、第3節リヴァプール戦でついにディフェンスラインのメンバー変更を決断。L・マルティネスとダロトはそのままに、ショーをDFタイレル・マラシア、マグワイアをDFラファエル・ヴァランに代え、この試合を2-1で勝利した。
 
これ以降、マラシア、L・マルティネス、ヴァラン、ダロトの4人がスタメンに定着し、直近の第6節アーセナル戦までリーグ戦4連勝を記録。この4試合でマンUが許した失点はリヴァプール戦とアーセナル戦のそれぞれ1失点のみであり、マンUの守備は目に見えて安定感が増している。
 
英『Manchester Evening News』は、この4人がマンUの一員としてシティと対戦したことがないことを指摘。ジョゼップ・グアルディオラ監督にとって彼らの存在が未知数であることから、マンUのアドバンテージになるかもしれないと伝えている。
 
マンU在籍2年目のヴァランはレアル・マドリード時代に彼らと対戦しているが、昨季のホーム&アウェイ2試合はどちらも欠場していた。ダロトはマンU在籍5年目ながらシティ戦に出場したことがなく、L・マルティネスとマラシアは今夏に移籍してきた選手だ。
 
シティ戦でもこの4人がスタメンとは限らないが、結果が出ていることからメンバーを入れ替えない可能性は高い。彼らはFWアーリング・ハーランドを始めとする強力なシティ攻撃陣を食い止めることができるのか。

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