昨季の強さを取り戻すには必要不可欠な存在に リヴァプールでは別格だった中盤の司令塔

アヤックス戦に先発したチアゴ photo/Getty Images

チアゴが開幕戦以来のスタメン

UEFAチャンピオンズリーグのグループステージ第2節でリヴァプールはアヤックスと対戦。1-1で迎えた終盤にジョエル・マティプが決勝ゴールを決めて2-1と勝利している。この試合で先発して違いを見せた男がチアゴ・アルカンタラだ。

プレミアリーグの開幕戦・フラム戦以来となる先発出場したチアゴ。的確なボールさばきで効果的なパスを供給するだけでなく、積極的な守備でカウンターにもつなげられる。創造性を含めて彼の攻守にわたる貢献度は、非常に大きかった。

チアゴが欠場した数試合は、ポゼッション時にはボールを保持するも決定的なパスを入れることができなかった。中盤はジェイムズ・ミルナーやジョーダン・ヘンダーソンといった機動力のあるMFかファビオ・カルバーリョやハーヴェイ・エリオットといった若く勢いのある選手がいたものの、彼のような司令塔は唯一無二の存在だった。
またディオゴ・ジョタら前線の選手もケガが響いたこともあり、ロングボール一辺倒になってしまうシーンも少なくなかったが、今節はチアゴに預けて中盤から相手守備をいなしていく攻撃が久しぶりに見えた。ボールロストしないチアゴや献身的なジョタのプレイが、アヤックスの守備陣に疲労感を与えさせ、最終的に終盤にゴールを奪った。特に中盤の6番は、昨季のリヴァプールの強さを復活させるために必要不可欠だ。

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