アタッカーなのにチーム2位のタックル成功数 欧州でも“パワー負け”しない堂安律の魅力

早々にフライブルクにフィットした堂安 photo/Getty Images

守備の仕事もきっちりこなせるアタッカーに

5大リーグで成功を収めるうえで、個の能力は極めて重要だ。特に中堅クラブでプレイするならば、アタッカーの選手にもボールを奪い取る力が求められる。

その要素を持っているのがMF堂安律だ。堂安は今夏にドイツ1部のフライブルクへ移籍したが、すでに8試合で4ゴールと結果を残している。この得点部分に注目が集まりがちだが、堂安は守備でもハードワークできる特長を持っている。

今季リーグ戦ではタックル成功数を10回記録しているが、これはチーム2位タイの数字だ。攻撃的なプレイヤーとしては十分な数字であり、現在リーグで2位につけるフライブルクも立ち位置は中堅クラブだ。アタッカーにも守備の貢献が求められており、堂安はその役割をきっちりこなしてくれる。
堂安は172cmと決してサイズのあるプレイヤーではないが、どっしりとした足腰を武器に世界の選手と戦うパワーを備えている。フィジカルバトルで劣る印象はなく、日本人アタッカーでは珍しいタイプと言える。同じレフティーという点では、体の強かった本田圭佑と似た要素があると言える。周りから活かしてもらうのを待つだけでなく、体を張って1人でボールをキープしたり、ボールを奪い返せる選手は海外でも通用しやすい。

独『Sportbuzzer』は「フライブルクのシュトライヒ監督は総合的な力を求めており、堂安にはその力がある。スピード、テクニックがあってドリブルも上手いが守備の仕事もこなす。堂安がファンの心を掴むまでに時間はかからなかった」と堂安の滑り出しを称える。

成功数は5回とチーム2番目だが、堂安はチームで最も多くのドリブルを仕掛けている選手でもある(14回)。この積極性がここまでの4ゴールに繋がっていると考えることができ、フライブルク移籍は想像以上に当たっている。チーム順位も2位と非常に充実した時間だ。

日本代表の2列目争いは熾烈だが、堂安はフライブルクでの良い流れをワールドカップに繋げられるだろうか。2列目の1番手でなくとも、ブンデスリーガで結果を出しているアタッカーは貴重だ。ワールドカップまで残り2カ月。堂安がフライブルクでどこまで数字を上げてくるのか注目だ(データは『WhoScored』より)。

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