サンチョのベストパートナーはエランガ? 2試合連続で得点を創出したマンUの両翼コンビ

2試合連続でゴールに絡んだサンチョ photo/Getty Images

昨季も同時出場することが多かった2人

アウェイのサウサンプトン戦で0-1の勝利を収め、2連勝を飾ったマンチェスター・ユナイテッド。両ウイングを形成したFWジェイドン・サンチョとFWアントニー・エランガのコンビは、2試合連続でゴールを生み出すこととなった。

左WGをエランガ、右WGをサンチョが務めた前節のリヴァプール戦。試合序盤に、MFクリスティアン・エリクセンとのワンツーからエランガが左サイドを抜け出すと、中央でパスを受けたサンチョが冷静に相手をかわし、技ありのゴールをゲット。マンUに勝利の流れをもたらした。

今回のサウサンプトン戦でも、リヴァプール戦と全く同じメンバーをスタメンに起用したエリック・テン・ハーグ監督。ただし、サンチョとエランガのポジションは入れ替えており、サンチョが左、エランガが右という布陣でこの一戦に臨んだ。

この試合唯一のゴールが生まれたのは55分。DFディオゴ・ダロトの右サイドからのクロスを、中央にいたMFブルーノ・フェルナンデスが見事なボレーでゴールに流し込み、マンUが先制に成功した。

このゴールの起点となったのが、サンチョとエランガの両WGだった。右サイドでボールを受けたエランガがゴールに向かって斜めに侵入していくと、前方にいたサンチョへパス。彼のポストプレイから右サイドのダロトへボールが渡り、B・フェルナンデスのゴールへと繋がった。

それぞれ左サイドと右サイドを基本的な立ち位置としているため、本来はあまり交わることがないはずのサンチョとエランガだが、サンチョが中に入ることにより、この2人は比較的近い距離で連携することができている。マルシャルやFWクリスティアーノ・ロナウドが万全の状態になれば、その影響を受けて先発から外れるのはエランガと予想できるが、サンチョとエランガのコンビネーションは今後もマンUの武器となるはず。

現在マンUはアヤックスのFWアントニーの獲得が決定的となっており、エランガの立ち位置はますます危うくなる。それでも、サンチョとエランガの相性の良さを無下にする必要はないはずで、今後もオプションの一つとして計算に入れておいても良いだろう。

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