120分に望みつなげたユンカーの劇的同点弾 逆境で見せたストライカーの逆足での冷静な一刺し

PK戦では2人目を務めたユンカー photo/Getty Images

ユンカーが同点弾を決めた

浦和レッズはAFCチャンピオンズリーグ準決勝で全北現代モータースと対戦し、2-2のまま延長戦でも決着はつかず。PK戦で3-1と勝利して決勝の舞台へと駒を進める。劇的な同点ゴールを生んだのは、キャスパー・ユンカーの一発だった。

浦和は115分にCKから失点を許し、この日初めてのビハインドの状況へと陥る。終盤での失点で苦しい状況となった浦和だが、選手たちは最後まであきらめずに攻め続け、エースストライカーがその機を見逃さなかった。

120分に酒井宏樹がボールを奪うと、ダヴィド・モーベルグとのパス交換から右サイドを抜け出しクロスを上げる。クロスはクリアされるも、大久保智明がダイレクトで合わせると、明本考浩が反応してヘディングでシュートを狙う。絶好のチャンスは相手GKに防がれるものの、ユンカーが詰めて劇的な同点ゴールを奪った。
79分から途中交代で入り、投入直後から積極的なスプリントを見せていたユンカー。相手GKのこぼれ球に反応すると、120分という時間帯でありながらも冷静に利き足とは逆の右でゴールへと射抜く姿はまさにストライカーだ。

劇的ゴールで望みをつないだ浦和はPK戦で勝利して4度目となる決勝への出場権を手にした。アジア制覇まで残り2試合。ユンカーのゴールで頂点へと上ることができるか。

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