バルセロナ・PSG行きは消滅か ペップがベルナルド・シウバの残留を明言 

今季もマンチェスター・シティで戦うようだ photo/Getty images

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シティとしては一安心だ

26日、週末に行われるクリスタル・パレス戦前のメディア対応にてジョゼップ・グアルディオラがベルナルド・シウバの残留を明言したと英『Manchester Evening News』が伝えている。

「ベルナルド・シウバに関してはどのクラブからも接触はなく、彼はシティに残る」

バルセロナやパリ・サンジェルマンがポルトガル代表MFに興味を示しているといった報道がこの夏何度も報じられていたが、実際のところどのクラブも正式なオファーを提示しなかったようだ。シティは8600万ポンド以上のオファーであれば検討するといわれていたが、この高額な移籍金が障壁となったか。
シティはこれで中盤の主軸を失わずに22-23シーズンを戦うことができる。ケビン・デ・ブライネ、イルカイ・ギュンドアンとインサイドハーフは他にも実力者がいるが、B・シウバはまた違った強みを見せることができる。アタッキングサードでのチャンス創出だけでなく、豊富な運動量を生かした献身的な守備、推進力のドリブルで攻撃を前進させる。

この推進力のあるドリブルは他の選手ではカバーできないポルトガル代表MFの強みだ。今季のシティは両サイドバックを中盤に絞らせるダブル偽SBシステムを採用しているが、未完成だ。実際にニューカッスル戦では機能せずに、ショートカウンターを続けて受けることになり、失点を喫している。だがB・シウバに自陣から敵陣へのボールの運びを任せることでデ・ブライネやアーリング・ハーランドといった強力なアタッカーにボールを預けられるルートを増やすことができる。

サイドバックの層の薄さは気になるが、念願のストライカーを獲得し、不安要素であったB・シウバの移籍の可能性も消滅した。移籍市場の閉幕までまだ少し時間があり、バルセロナが動いてくるかもしれないが、その際にシティが放出する可能性は低そうだ。

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