守田英正が所属するスポルティングCPは21日にリーグ戦でポルトと対戦。リーグ上位を争うライバルクラブであり、負けは許されないが、0-3と大敗を喫してしまった。スポルティングは1勝1分1敗スタートと22-23シーズンは出遅れることに。
守田はポルト戦、マヌエル・ウガルテとダブルボランチを組む形で先発スタートとなった。堂々としたパフォーマンスを披露しており、前半にはポスト直撃のシュートを見せるなど悪くない働きぶりだったが、ポルトの圧力が凄まじくスポルティングはボールが前に進まない。あの手この手でビルドアップを試みるも前線でつぶされてしまい、最終的には0-3と大差をつけられる形で敗れることに。
スポルティングが敗れた理由はいくつか考えられるが、その一つにポルトガル『A BOLA』は移籍でチームを離れたMFジョアン・パリーニャとMFマテウス・ヌネスの不在が大きいと主張している。
パリーニャとヌネスはボランチの選手で、CLではラウンド16、リーグ戦では2位と好成績を残した昨季は彼らがダブルボランチを務めている。しかしパリーニャはフラムやヌネスはウルブズとプレミアリーグのクラブに引き抜かれており、スポルティングCPはその代役として守田をサンタ・クララから獲得している。
守田や若手のウガルテのパフォーマンスに納得がいかなかったのか、試合後の会見ではパリーニャとヌネスの不在が影響したのではとの質問がルベン・アモリム監督に寄せられた。
「それはもう過去の話だ。守田はこのポジションに適応しており、これからはもっと良くなる。敗戦はあくまでも監督の責任であり、パフォーマンスは悪くなかった。解決策もあるし、選手たちにも満足している」
選手たちのパフォーマンスは問題なかったとアモリム監督はフォローを入れているが、今後もボランチのクオリティは議題に上がることになるだろう。実際にチームの中心的なポジションであり、ここのクオリティがチームの勝敗を左右するといっても過言ではない。また前任者がパリーニャにヌネスと優秀であり、比較対象の大きさに悩まされることも考えられる。
パリーニャ、ヌネスと優秀な前任者の後釜として指名された守田。ポルト戦のパフォーマンスは決して悪くなかったが、今後はより結果に直結する働きが求められることになりそうだ。