10年で《284戦184ゴール》の怪物ストライカーへ ケインがここまでのFWになると予想したか

トッテナムでゴールを量産するケイン photo/Getty Images

今では世界を代表するストライカーへ

今から10年前、トッテナムFWハリー・ケインがプレミアリーグデビューを果たした。

今や世界を代表するゴールゲッターの1人となったが、2012年の段階でアカデミーから出てきたケインがワールドクラスのストライカーになると予想していた人はどれだけいただろうか。

イングランド世代別代表には選ばれていたが、10代の頃は超のつくスター選手というわけでもなかった。トッテナムからはミルウォール、ノリッジ・シティ、レスター・シティなどレンタル移籍を経験しているが、レンタル先の成績もそこまで派手ではない。
やはり大きかったのはマウリシオ・ポチェッティーノとの出会いか。2014年にトッテナムの指揮官に就任したポチェッティーノは若い選手を積極的に起用し、ケインもその期待に応えた。2014-15シーズンは突如リーグ戦21ゴールと大ブレイクし、2015年にA代表デビューを果たす。

そのブレイクは一過性のものではなく、ケインはこの10年でプレミア通算284戦184ゴール43アシストと驚異的な成績を残している。チームタイトルには恵まれていないが、プレミアリーグ得点王は3度獲得している。

今季も第2節のチェルシー戦から劇的な同点ゴールを記録するなど、チームの中心だ。それはイングランド代表でも同じで、ワールドカップ・カタール大会でもチーム最大の得点源となる。

ポチェッティーノがケインを思い切って抜擢した効果はイングランド代表にとっても大きく、ケインはこの10年でプレミア史上最高級ストライカーへと成長を遂げた。

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