シティで心配なのはハーランドよりも守備陣? “負傷癖アリ”のCB抱える最終ラインは長いシーズンを戦い抜けるか

CB陣の怪我人の多さはペップの悩みの種だろう photo/Getty images

工夫が必要になる

英『The Guardian』や英『90min』、英『THE SPORTSMAN』の各イングランドメディアはシーズンが始まるこのタイミングで今季を展望しており、この3つのメディアはマンチェスター・シティが優勝すると予想している。

近年の成績から考えれば妥当な判断だといえるが、今季のシティは少し難しくなるかもしれない。その一つとしてアーリング・ハーランドの適応にある。まだ公式戦では1試合しか戦っていないが、リヴァプール戦ではゲームに入ることができていなかった。ビッグチャンスは訪れていたが、開幕戦でもリヴァプール戦のようなチグハグさが見られることになるか。

前述したハーランド問題は一般的に今季不安視されていることだが、守備陣もまた不安を抱えているといえる。それが怪我やコンディション不良だ。アイメリック・ラポルトはすでに膝を負傷しており、9月まで復帰することができないと発表されている。センターバック陣でいえばルベン・ディアス、ジョン・ストーンズ、ネイサン・アケの3人が残っているが、ストーンズとアケは怪我の多い選手だ。両者ともにピッチに立てば実力を示すことができるが、昨季は怪我での離脱が相次ぎ、2人合わせて2039分しかプレイしていない。今季は最終ラインをカバーしてくれるフェルナンジーニョがいないため、ストーンズとアケには一層大きな期待がかかる。

若手のジョシュ・ウィルソン・エスブランドには今季よりチャンスが与えられるだろう。おそらくトップチームでは左サイドバックの選手が新たに加わると予想されるが、それでも11月に開催されるワールドカップ・カタール大会での疲労を考えると、後半戦は出場機会が増えるだろう。プレシーズンマッチのバイエルン・ミュンヘン戦では素晴らしいパフォーマンスを披露しており、彼の成長があれば左SBの穴は埋まる。

リーズ・ユナイテッドからやってきたカルヴィン・フィリップスはアンカーではなく、最終ラインでの起用が増えるかもしれない。最終ラインとは打って変わって中盤は怪我の少ない選手が多く、とくにロドリはシティ移籍後ほとんど離脱していない。そのためフィリップスが余ることになり、不安定なCBで試されることになるか。プレシーズンマッチですでにCBとしてピッチに立っており、公式戦でのDF起用はどこかであるはずだ。

前線の攻撃を再構築するシーズンであり、最終ラインの安定感はより大事になる。安定感を出せる選手は揃っているが、怪我が心配であり、今季は難しいシーズンを走り切ることができるのだろうか。

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