18歳FWガルナチョがマンUトップチームで躍動 その破壊力は今季WGのオプションにもなりうる

ガルナチョはトップチームでも戦力となるか photo/Getty Images

ラージョ戦で先発出場

トップチームのプレシーズンツアーに帯同しながら、ここまで1度も出場機会を与えられなかったマンチェスター・ユナイテッドの18歳FWアレハンドロ・ガルナチョ。1日のラージョ・バジェカーノ戦ではようやく出番をもらい、得意の左サイドで印象的なプレイを披露した。

ユース期待のウインガーとして注目を集めているガルナチョは、ラルフ・ラングニック前監督に見出され、昨季のプレミアリーグ終盤戦でトップチームデビューを果たしていた。

5月にはU-18チームの一員として、FAユース杯優勝も経験。決勝のノッティンガム・フォレスト戦では、自ら獲得したPKを含む2ゴールをあげ、3-1の勝利に貢献。マンUのユースチームは、MFポール・ポグバやMFジェシー・リンガードを擁した2011年以来、11年ぶりに同大会を制した。

今回のラージョ戦では、左WGとしてスタメン出場を果たしたガルナチョ。持ち前のスピードやテクニックを活かし、サイドからの単騎突破を何度か見せ、カットインからチャンスを創出する場面もあった。

失点シーンでは戻りが遅れ、自らの持ち場である左サイドで相手に広大なスペースを与えてしまうなど、課題も見受けられたが、特に攻撃面では存在感を発揮。74分までのプレイとなったが、前評判通りのプレイをそれなりに見せることができた。

テン・ハーグ監督は、ここまでのプレシーズンマッチでFWマーカス・ラッシュフォードを左WGとしてメインに起用している。昨季左を多く務めたFWジェイドン・サンチョは右サイドで出場しており、左WGのポジション争いは現状そこまで激しくない。

新加入のMFクリスティアン・エリクセンやMFブルーノ・フェルナンデスが左サイドに回ることも考えられるが、純粋なウインガーであるガルナチョは今のマンUにとって貴重な存在。

昨季はプレミアリーグ2試合でプレイタイム13分と記念出場的な意味合いもあったが、このままアピールを続けていけば、今季は戦力としてトップチームで出番を得ることもできるだろう(データは『FBREF』より)。

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