ミランDFケアーが約8ヵ月ぶりに実戦復帰 セリエA開幕までに試合勘を取り戻せるか

マルセイユ戦に出場したケアー photo/Getty Images

ケアーの復活はミランの重要事項

昨年12月に膝を負傷し、手術を行っていたDFシモン・ケアー。それ以来、試合に出場することはできていなかったが、1日に行われたオリンピック・マルセイユとのプレシーズンマッチでついにピッチへと戻ってきた。

負傷するまではミランのディフェンスラインにおける、中心的存在を担っていたケアー。幸いにも彼が負傷した後、DFフィカヨ・トモリとDFピエール・カルルという強力なCBコンビが誕生し、ミランは11年ぶりのスクデット獲得を成し遂げた。

今回のマルセイユ戦では75分から途中出場し、約8ヵ月ぶりの実戦復帰を果たしたケアー。ボールを持った相手と対峙するような場面はほとんどなかったが、ビルドアップで貢献し、高い位置でのボール奪取から味方のシュートに繋がるような場面も作り出した。

伊『calciomercato』によれば、ケアーは自らの状態について、試合後にこのように答えている。

「すごく幸せだよ。とても長い道のりだったけど、楽しい数ヵ月でもあった。チームメイトと一緒にここにいられて幸せだね。あとはチームでも個人でも成長するのみだ」

「(調子は)いい感じだよ。でも僕は明らかに試合でのリズムが欠けている。トレーニングでは何でもできるけど、試合は別物だ。今は、常に頭を使いながらプレイする必要がある」

今夏はDFアレッシオ・ロマニョーリが契約満了で退団となったミラン。DFスヴェン・ボトマンの獲得を目論んでいたが、彼はニューカッスル・ユナイテッドへと移籍してしまい、DFの層は薄くなっている。

ここからミランが補強に動く可能性もあるが、現状ケアーにかかる期待や責任は大きい。7日にはヴィンチェンツァとの親善試合が控えているため、このような試合に出場しながら、セリエA開幕までにできるだけ調子を取り戻したいところだ。

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