旗手の立ち位置はどうなるか オライリー、豪州の司令塔・ムーイら日本人MF陣と争うライバルたち

セルティックで活躍する旗手 photo/Getty Images

中盤での争いは避けられない

アンジェ・ポステコグルーを招聘し、昨季のスコットランド国内リーグを制したセルティック。今季は連覇へ向けての戦いとなるが、気になるのが中盤の構成だ。

ポステコグルーは就任からアジアにも目を向け、JリーグからFW古橋亨梧、前田大然、MF旗手怜央、井手口陽介の4選手を補強。アジア方面への視線は今夏も継続されていて、今夏はオーストラリア代表MFアーロン・ムーイをフリーで獲得することに成功した。

ポステコグルーはオーストラリア代表監督を務めていた経験があり、もちろんムーイについても詳しい。Jリーグ組と同じく、自らの目できっちりと見てきた即戦力を確保したわけだ。
ここで気になるのが旗手、井手口への影響だ。ムーイはオーストラリア代表でもセントラルMFとして不動の存在で、今年のワールドカップにも参戦するであろう実力者だ。

地元メディア『Glasgow Times』も中盤にはムーイ、旗手、マット・オライリー、カラム・マクレガー、デイビッド・ターンブルと実力者が揃っていると取り上げ、どの組み合わせがファーストチョイスになるか注目している。今夏にトム・ロギッチ、ニル・ビトンが抜けたとはいえ、それでもピースは揃っている。

もちろん昨季134分間しか出番のなかった井手口も候補者ではあるが、井手口は怪我で出遅れるとの報道もある。ここでの出遅れは序列争いに大きく影響する可能性も考えられる。

果たしてセルティックで日本人選手は新シーズンも躍動できるのか。昨季はポジティブなニュースが多かっただけに、今季もセルティックの主役となってほしいところだ。

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