201cmの巨人FWは過大評価なのか イタリアのホープにオランダ王者が目をつけた

ACピサでプレイしてきたルッカ photo/Getty Images

そのサイズから高い人気を誇るが……

果たして過大評価なのか、それともポテンシャルは本物なのか。少々分かりにくい存在となっているのがU-21イタリア代表FWロレンツォ・ルッカ(21)だ。

最大の魅力は201cmのサイズにあり、最前線にそびえ立つターゲットマンとしてイタリア国内でも期待されている。同じイタリア人FWでは195cmのジャンルカ・スカマッカ、196cmの元イタリア代表FWルカ・トーニらとの比較もある。

ルッカは2020年にセリエCのパレルモへ移籍したところからプロのキャリアが始まり、翌年には現在所属するセリエBのACピサへ移籍。昨季もゴールを決めたのは開幕直後だけだったが、開幕から怒涛の7戦6ゴールの活躍でセリエA勢のハートを掴むことになった。
チームはセリエA昇格を決められなかったが、ルッカだけはセリエAのどこかが引き抜くとの予想もあったのだ。

しかし、現在ルッカ獲得へ近づいているのはイタリア国外のクラブだ。伊『Sky Sport Italia』によると、それはオランダ王者アヤックスだ。アヤックスはレンタルでの獲得を考えているようで、そこには買取オプションもつく。

セリエAのクラブにこだわる必要もなく、育成上手とされるアヤックスで経験を積むのも悪い案ではない。ルッカが将来的にイタリアA代表でも通用するレベルのストライカーに成長してくれるのであれば言うことなしだ。

問題は、ルッカのポテンシャルが本物かどうかだ。昨季も開幕直後こそ6ゴールと好調だったが、そこで得点ペースがピタリと止まってしまった。一部では過大評価なんて意見もあり、ややサイズの魅力に引っ張られすぎている印象があるのも事実だ。

ルッカとしてはポテンシャルが本物だと示したいところだが、今季は評価を上げられる1年となるか。

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