4年前のW杯から落ちてしまった評価 マグワイアはこのまま復活しないのか「昨季は挫折だった」

マンUでは波が激しいマグワイア photo/Getty Images

昨季は批判も浴びた

ベスト4に入った2018年のワールドカップ・ロシア大会から4年。イングランド代表の最終ラインを束ねるDFハリー・マグワイアのキャリアはこの4年で大きく変わった。

4年前のワールドカップではお得意のエアバトルも炸裂し、セットプレイからゴールを奪うなど一気にイングランド代表の主力へと登り詰めた。この4年間も安定して代表に招集されており、昨夏のEURO2020でも準優勝に貢献。代表でのキャリアは上々の4年間と言っていいのではないか。

しかし、クラブの方では苦しい時間を経験した。ワールドカップでの活躍もあって2019年にはレスター・シティから8000万ポンドもの移籍金でマンチェスター・ユナイテッドへ加わったが、さすがに移籍金が高すぎた。過度なプレッシャーがかけられることになり、マグワイアはまだその期待に応えられていない。
昨季もチームはリーグ戦で57失点を喫しており、マグワイアにも強烈な批判が飛んできた。チームとしても個人としても評価を落とすシーズンだったと言える。

それでも今年はW杯イヤーだ。カタール大会へ向けて前を向き、マンUのプライドを取り戻すシーズンにしていかなければならない。英『The Sun』によると、マグワイアも昨季から立ち直ることを誓っている。

「昨季は明らかに僕のキャリアにとっての挫折だった。でも、今の僕たちは前を向き、タイトルを奪い返すことを楽しみにしている。それがすべてだ。僕たちは新しいシーズンを本当に楽しみにしているんだ。選手も、クラブも昨季は良くなかったけど、大きなシーズンへ向けてフレッシュなスタートだ」

今季からは新指揮官エリック・テン・ハーグがチームを率いており、指揮官が代われば景色も変わる。まずはスタメンを確保しなければならないが、マグワイアもテン・ハーグの下で正しい軌道に戻るかもしれない。8000万ポンドの価値があるとサポーターを納得させられるのか、ワールドカップも控える新シーズンはマグワイアにとって勝負の時だ。

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