ニャブリ&マネでレヴァンドフスキの穴は埋まるか 青年指揮官ナーゲルスマンにかかる特大の重圧

バイエルンを指揮するナーゲルスマン photo/Getty Images

新たな攻撃スタイルを見つけられるか

いつかは別れの時がくるものだが、ついにバイエルンはFWロベルト・レヴァンドフスキを失うことになった。2014年から8年にわたって続いてきた関係は終わり、レヴァンドフスキはバルセロナへと向かう。

レヴァンドフスキの後継者探しはバイエルンが長年抱えてきた問題だったが、そう呼べる若手は育っていない。新FW探しには動くだろうが、レヴァンドフスキ級の働きが出来る選手など世界中を探しても見当たらない。バイエルンは新たな解決策を見つけるしかない。

独『Abendzeitung』は、指揮官ユリアン・ナーゲルスマンがセルジュ・ニャブリと新加入のサディオ・マネに前線中央の位置を任せていく考えを持っていると取り上げている。
ニャブリはドイツ代表でそのポジションに入ることがあり、マネも中央でプレイ可能な選手ではある。しかし、レヴァンドフスキとはまるでタイプが異なる。前線で体を張ってボールを収めるようなプレイは求められず、レヴァンドフスキとは異なる活かし方をしなければならない。

昨季も青年指揮官のナーゲルスマンには大きなプレッシャーがかかっていたが、新シーズンにかかるプレッシャーは並大抵のものではない。レヴァンドフスキの穴埋め問題に34歳の青年指揮官が挑むことになり、ブンデスリーガ連覇の記録が途絶えれば批判は避けられない。

これまでの指揮官もシステムを微調整することはあったが、センターフォワードのレヴァンドフスキだけは動かしてこなかった。ナーゲルスマンは新しい攻撃システムを作り上げる必要があるが、そのミッションをこなせるか。

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