昨季は163分のプレイタイムに留まるもその実力は確か ユナイテッドの“6番手CB”はMLSで再スタートを切るのか

昨季のウルブズ戦では印象的なパフォーマンスを披露したフィル・ジョーンズ photo/Getty images

ウルブズ戦でのパフォーマンスには注目が集まった

リサンドロ・マルティネスの獲得合意を発表したマンチェスター・ユナイテッド。今後はメディカルチェックを経て正式な契約が結ばれるだろう。

これでトップチームのセンターバックはマルティネス、ハリー・マグワイア、ラファエル・ヴァラン、ヴィクトル・リンデロフ、エリック・バイリー、フィル・ジョーンズの6人となった。22-23シーズンも過密日程が予想されるとはいえ多すぎる。

英『The Sun』によるとユナイテッドのOBであるウェイン・ルーニーが監督に就任したMLSのD.C.ユナイテッドがジョーンズの獲得を検討しているようだ。
ジョーンズとユナイテッドの契約は残り1年であり、このタイミングで移籍する可能性は十分にある。ジョーンズもユナイテッドではほぼ出場機会を得られておらず、20-21シーズンに至っては1試合もトップチームでのプレイはなかった。

30歳とベテランの域に突入したジョーンズだが、その実力は確かだ。昨季もプレイタイムでいえば163分と少ないが、出番を得た1月のウルブズ戦ではラファエル・ヴァランと共にスタメンでピッチに立ちフルタイム出場を果たした。結果は0-1と敗れてしまったが、対人性能の高さとビルドアップでの貢献を見せ、試合後にはチームメイトのルーク・ショーが自分自身を誇りに思うべきだと英『manchester evening news』で話している。

ユナイテッドでは出場機会に恵まれていないが、日頃から準備は怠っておらず出番となれば素晴らしいパフォーマンスを昨季は披露している。MLS行きとなればポジション争いは今よりも楽になるはずで、アメリカで心機一転再スタートを切るのは悪くない選択肢のはずだ。

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