ポグバと同期の天才肌MFはなぜ…… “12のクラブ”を渡り歩いた末に浮上するアメリカ行きのプラン

ダービー時代のモリソン photo/Getty Images

ルーニーが指揮するDCユナイテッドが興味示す

かつてはマンチェスター・ユナイテッドのアカデミーでMFポール・ポグバ以上の才能とも言われながら、素行の問題も相まって期待とは正反対のキャリアとなってしまったMFがいる。

イングランド世代別代表にも選ばれていた29歳MFラヴェル・モリソンだ。ポグバと同じ1993年生まれのプレイヤーで、その才能はイングランド国内でも高く評価されていた。

しかしマンUのトップチームでは出番を得られず、2012年にウェストハムへ。その後もレンタル移籍を含め移動の多いキャリアとなっており、バーミンガム・シティ、QPR、カーディフ・シティ、そこから2015年にイタリアのラツィオへ。
2017年には再びQPRへ向かい、その半年後にはメキシコのアトラス、2019年にはスウェーデンのエステルスンド、イングランドのシェフィールド・ユナイテッド、2020年にミドルズブラ、オランダのADOデン・ハーグ、2021年にはダービー・カウンティ、そして今夏にダービーとの契約も満了を迎えた。現在はフリーである。

特別な才能と言われながら、プレミアリーグでは通算18試合、セリエAでは4試合と、5大リーグでほとんど結果を残せていないのは残念だ。メキシコ、スウェーデンなど様々な場所でプレイしてきたが、次にモリソンはどこへ向かうのか。

移籍情報サイト『Transfermarkt』によると、現在モリソンにはアメリカ・MLSのDCユナイテッドが獲得へ近づいているという。DCユナイテッドといえばマンUのレジェンドであるウェイン・ルーニーが指揮官に就任したばかり。モリソンの特長は頭に入っているだろうが、アメリカでのタッグ結成となるのか。

29歳にして欧州を離れるのは寂しい気もするが、今夏ユヴェントスへ向かった同年代のポグバとはまるで異なるキャリアになってしまった。

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