U-19欧州選手権でイングランドを優勝に導いた逸材MF バルセロナが関心を寄せるもジェラードは残留を期待

アストン・ヴィラでプレイするカーニー・チュクエメカ photo/Getty Images

欧州選手権での活躍で各クラブが興味を持っている

来季より良い成績を残すために、今夏の移籍市場で積極的な動きを見せているバルセロナ。フリーでフランク・ケシエとアンドレアス・クリステンセンといった即戦力を獲得しており、まだまだ獲得は続くと考えられる。

そこで候補に挙がっているのが、アストン・ヴィラのMFカーニー・チュクエメカだ。移籍市場に精通しているファブリシオ・ロマーノ氏によると以前からバルセロナはこの18歳の若手に注目しており、獲得を検討しているという。

オーストリアで生まれヴィラの下部組織に入り、20-21シーズンにトップチームデビューを飾ったチュクエメカ。昨季はさらに出場機会を増やし、リーグ戦とカップ戦合わせて計447分のプレイタイムをトップチームで得ている。
豊富な運動量を武器に中盤で輝けるボックス・トゥ・ボックスのスタイルを持っており、攻守両面で強度の高さを見せることができる。それでいて前に出れば創造性のあるプレイで攻撃に違いを生み出すことが可能で、イングランド代表として参加したU-19欧州選手権では3ゴールを決め、チームを優勝に導いた。185cmの長身は彼の強みの一つであり、ダイナミックなプレイを見せる。

バルセロナで起用されることになればインサイドハーフでピッチに立つことになるだろう。フレンキー・デ・ヨングはマンチェスター・ユナイテッド行きの話があり、若手のニコ・ゴンザレスもローンでクラブを離れる可能性がある。その代役としてシャビ・エルナンデス監督はチュクエメカを欲しているのか。

ヴィラとの契約は2023年までと残り1年しかないチュクエメカ。指揮官であるスティーブン・ジェラードは英『talkSPORT』にて「彼がアストン・ヴィラのビッグプレイヤーになることを願っている。ここで長くプレイしてもらいたい」と語っているが、若き才能は今後どのクラブでプレイするのだろうか。

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