今年の夏は10人が去り、8人が加わる? 大忙しとなりそうなバルセロナの移籍市場

大忙しとなりそうなバルセロナの夏の移籍市場 photo/Getty images

理想を現実にできるのか

昨季はシーズン途中にクラブのレジェンドであるシャビ・エルナンデスが監督としてチームに加わり、最終的にリーグ2位で終えたバルセロナ。ELではフランクフルトに敗れタイトル獲得とはならなかったが、一歩前進したシーズンだといえる。

そんなバルセロナの夏の移籍市場は大忙しだ。西『SPORT』によれば10選手がクラブを離れる可能性があるという。それがクレマン・ラングレ、サミュエル・ユムティティ、マルティン・ブライトバイテ、セルジーニョ・デスト、フレンキー・デ・ヨング、メンフィス・デパイ、オスカル・ミンゲサ、リキ・プッチ、ネト、ミラレム・ピャニッチの10名だ。デ・ヨング、デスト、デパイを除き主力ではない選手たちであり、売却して少しでも予算を抑えたい考えなのだろう。西『MUNDO DEPORTIVO』によると今後の放映権を売却して移籍市場で使える資金を確保するようだが、それは身を削って得ているだけのものであり、削減できるなら早めに動くのがベストだ。

スカッドがスリムになれば次にやることはウィークポイントの補強だ。すでにフランク・ケシエとアンドレアス・クリステンセンの獲得を発表しており、ベルナルド・シウバやロベルト・レヴァンドフスキ、ハフィーニャ、ジュール・クンデ、セサル・アスピリクエタ、マルコス・アロンソらの獲得に動いているとされている。
とくに重要なのはレヴァンドフスキだ。現状のストライカーはピエール・エメリク・オバメヤンのみであり、デパイが退団することになればなおさら手薄になるため今夏最重要となるのはこのレヴァンドフスキ獲得となるだろう。次にサイドバックで、すでにダニエウ・アウベスが退団しデストも抜けるとなれば右SBの獲得は必須となる。

これがすべて実現すれば10人が去り、8人が新たにクラブに加わることになる。非常に豪華で来季に期待できるものとなるが、どれだけの放出と獲得が成立するのだろうか。

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