4年ぶりに中国から戻って《88.2分に1ゴール》 仏に戻った点取り屋を待つ初のCL

今冬マルセイユに加わったバカンブ photo/Getty Images

シーズン途中の加入ながらリーグ・アンで4ゴール

中国で4年を過ごしていたストライカーには、欧州で活躍できるのか疑問の目もあった。やはりリーグのレベルが異なるため、中東やアジア、アメリカなどに向かった選手が欧州へ戻って再び活躍するのは簡単なことではない。

しかし、今冬に中国の北京国安からフランスのマルセイユへ向かったFWセドリック・バカンブ(31)にその不安は不要だった。シーズン途中の加入とあって適応は簡単ではなかったはずだが、バカンブはリーグ・アンで4ゴールと活躍。出場した試合はそこまで多くなかったが、最終的に88.2分に1ゴールのペースでシーズンを終えることになった。

バカンブは2018年冬にビジャレアルから北京国安へ移籍し、中国では87試合で58ゴール21アシストと爆発。まだまだ欧州で活躍できるレベルだったのだろう。
マルセイユはパリ・サンジェルマンに次ぐ2位でリーグを終えることになり、新シーズンはチャンピオンズリーグの戦いを控える。バカンブはビジャレアル時代にヨーロッパリーグの戦いを経験しているが、チャンピオンズリーグの戦いは初めてだ。欧州復帰の行き先としてはベストな判断だったと言えそうだ。

マルセイユにとっても大きな補強だ。バカンブがビジャレアルから中国へ向かった時、北京国安は4000万ユーロとされる移籍金を支払っている。それだけ高く評価されていたストライカーをマルセイユは今冬にフリーで加えることになり、目の付け所は正しかった。

その得点力はチャンピオンズリーグの舞台でも通用するのか。フルシーズンを戦う2022-23シーズンは本格的に再ブレイクとなる可能性があり、注目していきたいストライカーの1人だ。

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