岡崎慎司、カンテ、フートら僅か“1850万ポンド”の改革 21世紀最高級と称されたレスターの夏

2015-16シーズンのプレミアを制したレスター photo/Getty Images

ミラクル・レスターの完成

現代は移籍金が高騰しており、そうした多額の資金を投じるメガ補強も魅力的ではある。しかし、限られた資金で魅力的なチームを作り上げることこそ真のパーフェクト補強と言えよう。

英『Planet Football』が21世紀のベスト補強の1つと称えたのが2015年夏のレスター・シティだ。

この夏レスターが市場に投じた移籍金額は1850万ポンドだ。現代の基準から考えればかなりの安価だが、レスターはその資金でFW岡崎慎司、MFエンゴロ・カンテ、ギョクハン・インレル、DFダニエル・アマーティ、FWデマライ・グレイ、DFロベルト・フートを獲得。

全員が大ヒットしたわけではないが、マインツから加えた岡崎はジェイミー・バーディと黄金2トップを形成。たった560万ポンドで加えたカンテは想像を超える大ヒットとなり、今や世界最高クラスのセントラルMFと絶賛されるにまで至っている。レスターがフランスのカーンにいたカンテに目をつけたのは大正解だった。

センターバックのフートもウェス・モーガンとのコンビで堅い最終ラインを構築することになり、岡崎、カンテ、フートとセンターラインの補強が立て続けに当たったのは大きかった。

さらにシャルケを退団した左サイドバックのクリスティアン・フクスもフリーで迎えており、今振り返っても当時のレスターの補強は見事だった。

その成果が2015-16シーズンのプレミアリーグ制覇だ。まさかプレミアを制するなんて誰も予想していなかったはずだが、レスターは夏に投じた1850万ポンドもあってプレミアの頂点に立った。当時の夏は誰もレスターの補強を気にしていなかったはずだが、21世紀に残るベスト補強の1つなのは間違いないだろう。

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