パルメイラスの16歳FWにレアルも関心 ヴィニシウスやロドリゴに続くブラジル産の成功例となるか

現在ブラジレイロ・セリエAで首位を走るパルメイラス photo/Getty Images

南米出身の若手が躍動する現在のレアル

FWヴィニシウス・ジュニオールやFWロドリゴ・ゴエスなど、サッカー王国ブラジルからやってきた若手選手が躍動した今季のレアル・マドリード。このクラブは彼らに続くブラジルの若き才能にも目をつけており、パルメイラスのFWルイス・ギエルメはその一人だ。

ギエルメは左足を得意とする16歳の攻撃的な選手。自身をどのようなプレイヤーだと説明するか、スペイン『MARCA』に問われた彼は、「テクニックに優れ、スピードもある選手です。ウイングやインサイドなど、さまざまなポジションに対応できることも強みです」と答えている。

また同メディアはギエルメを“(元ブラジル代表FW)リバウドと(フランス代表FWウスマン・)デンベレをかけ合わせた左足のウインガー”と表現しているが、ギエルメ自身は「爆発力やスピードという点で今はムバッペを参考にしています。彼は右利きで私は左利きですが」と、パリ・サンジェルマンに在籍するフランス代表FWの名前を挙げた。

パルメイラスとギエルメはつい先日にプロ契約を結んだばかりで、契約期間は2025年まで、契約解除金は6000万ユーロとなっている。スペイン『AS』によれば、すでにU-17ブラジル代表などで活躍しているギエルメには、レアル・マドリードを始めとする欧州のビッグクラブから多くの関心が寄せられているという。

同メディアの取材にも応じたギエルメは、単刀直入にレアルからの関心について問われ、このように答えた。

「レアル・マドリードは世界でも有数のビッグクラブであり、そこでプレイしたくないと言う少年はブラジルにはいないでしょう。若くして世界のビッグクラブから注目されることは嬉しいですが、正直あまり気にしていません。今の僕の目標は、パルメイラスの選手として進化し続け、学び続けること。そしてブラジル代表に定着し、次の南米選手権やW杯で活躍することです」

現在のブラジル代表には左利きの攻撃的な選手に、リーズのFWハフィーニャやアヤックスのFWアントニーといった選手がいる。2026年W杯を迎える頃には、ブラジル代表で彼らと右ウイングのポジションを争っているギエルメの姿が見られるかもしれない。

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