中盤に“落ち着き”をもたらす藤田譲瑠チマ U-23韓国代表撃破を支えたキャプテンマークを巻く中盤戦士

横浜F・マリノスでプレイする藤田譲瑠チマ photo/Getty images

すでに貫禄のあるプレイをする

ウズベキスタンで開催されているU-23のアジアカップ。日本代表は2つ学年が下のU-21のチームで今大会に臨んでおり、グループステージでは2勝1分の成績を残して決勝ラウンドに進んでいる。12日には準々決勝韓国戦が行われ、3-0とヤングジャパンが快勝を収めた。次は16日にU-23のウズベキスタン代表と対戦することになる。

このゲームでは全3ゴールに絡んだ鈴木唯人が注目されることになるが、彼の下でバランスを取っていたMF藤田譲瑠チマも称賛されるべき選手である。

東京ヴェルディのユースで育ち、今季から横浜F・マリノスでプレイする藤田。まだ20歳の選手だが今季リーグ戦ではすでに13試合に出場しており、中盤でのポジションを確立している。アンカーやインサイドハーフ、ダブルボランチを器用にこなす選手で、2021年の夏に開催された東京五輪ではトレーニングパートナーに選ばれた。

韓国戦で藤田は東京ヴェルディの山本理仁とダブルボランチを組んだ。冷静に戦況を把握できる選手であり、中盤からチームを支えていた。

この試合で光った藤田の強みは狭いエリアでのボールコントロール力と守備時の球際の強さだ。ボール支配率は43%と相手にボールを持たれる時間は長かったが、藤田が中盤のボールハンターとして積極的にプレッシングを行っており、相手にいい位置で前を向かせていない。ビルドアップでは藤田のキープ力の高さが目立つ。常に落ち着いており、中盤で時間を作れる。狭いエリアでも同じことができ、後方と前線をつなぐリンクマンとして輝いていた。試合を通して常に味方に声かけをしており、韓国戦ではキャプテンマークを巻いて出場している。

攻撃面ではリンクマンとして働き、守備面ではボールハンターの一面を見せる藤田。運動量が豊富であり、キャプテンシーもある。理想的な中盤であり、まだ20歳というのが恐ろしい。7月には国内組を中心に戦うE-1サッカー選手権が予定されており、藤田が選出される可能性も十分に考えられるだろう。

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