セリエAでは結局“10分”だけ…… 3季連続1000分未満のプレイに留まるトゥアンゼベの苦悩

ナポリにレンタル移籍していたトゥアンゼベ photo/Getty Images

身体能力が自慢の楽しみなDFだが……

マンチェスター・ユナイテッドからイタリアのナポリにレンタル移籍していたことをどれだけの人が知っていただろうか。

今季なかなか出番を掴めないままシーズンを終えてしまったのがDFアクセル・トゥアンゼベ(24)だ。

イングランドの世代別代表にも選ばれてきた経歴を持つトゥアンゼベは、マンUのアカデミーから出てきた身体能力の高いセンターバックだ。特にスピードには定評があり、1対1の部分でもそこは大きな魅力になっている。
ただ、今季はレンタル先で上手くいかなかった。前半戦は同じプレミアリーグのアストン・ヴィラにレンタル移籍していたのだが、ここではリーグ戦9試合にしか出場できなかった。

年明けからはイタリアのナポリにレンタル先を変えたが、ここではさらに状況が悪化。負傷離脱していた期間もあったが、最終的にはセリエAで10分しか出番をもらえなかった。今季のプレイタイムをトータルすると僅か815分となり、経験を積むためのレンタル移籍としては失敗だ。

プレイタイムが少ないのは昨季も同じだ。昨季はマンUの一員としてチャンピオンズリーグで好パフォーマンスを見せることもあったが、トータルすれば918分間しか出番をもらっていない。

2019-20シーズンは怪我の影響もあり、こちらも701分間の出場とプレイタイムが少なかった。1000分未満しかプレイできないシーズンが3シーズン続いていることになり、ややもったいないキャリアだ。

英『Football365』によると、現在は今季プレミアリーグで9位に入ったブライトンがトゥアンゼベに興味を示しているという。プレイタイムの確保を考えれば、まずは確実に出場できる中堅クラブに向かうしかない。

来季からマンUを指揮するエリック・テン・ハーグの構想に入るかは微妙なところで、トゥアンゼベは今夏に適切な判断を下す必要がありそうだ。

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