コンパニはバーンリーにポゼッションスタイルを持ち込むのか 就任が予想されるクラブの難しい内情

イングランド行きの可能性が高いヴァンサン・コンパニ photo/Getty images

来季からイングランドにやってくることになりそうだ

イングランド国内のサッカーは年々進化している。攻撃だけ、守備だけに特化したチームは減り、攻守ともに戦術が整備され始めた。それは上位陣以外の中堅クラブもそうであり、今季はブライトンやニューカッスルが躍進した。

だが、降格してしまったバーンリーはどちらかといえば古典的で、堅守を強みとし攻撃は前線のタレントに依存したものとなっている。そのスタイルも悪くないが、どうしても相手にボールを渡してしまうのはリスクになり、前述した中堅クラブは自分たちでボールを持つ時間を作っている。そうすれば攻められるリスクは減り、逆に攻める時間が増える。データサイト『WhoScored.com』では今季の平均ポゼッション率を出しており、1位に64%のシティ、ブライトンは53%で全体の4位、バーンリーは39%でエヴァートンと同率最下位だった。

そんなバーンリーの新監督候補に魅力的な人物が浮上した。それがヴァンサン・コンパニだ。元シティDFのコンパニは選手兼監督としてベルギーのアンデルレヒトに加わり、今季もチームを指揮してレギュラーシーズンで3位、決勝ラウンドでも3位と優秀な成績を残した。シーズン終了後には双方合意のもとで契約を解除しており、バーンリーの監督になる予定だと英『Football 365』が報じている。

コンパニがアンデルレヒトで披露しているサッカーはバーンリーのものとは異なる。ボールを保持して主導権を握る。今季のアンデルレヒトの平均ポゼッション率はリーグ3位の54%だった。気になるのはそのスタイルをバーンリーに持ち込むのかだ。英『Football 365』では主力であるマクスウェル・コルネやニック・ポープら計9人の主力を売却する必要があると報じている。どうやらALKキャピタルから借り入れている6500万ポンドのローンを返済する必要があり、そのための売却と見られている。そうなればコンパニが欲しい選手を取るのは難しくなる。ポゼッションスタイルは配球のできるGKやDFが必要であり、コンパニのバーンリーでの旅がスタートから難しいものになるかもしれない。

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