FA杯でも120分間を走り抜く 日本戦にも来る“37歳”チアゴ・シウバの凄さ「40歳までは」

チェルシーの最終ラインを支えるチアゴ・シウバ photo/Getty Images

リヴァプール攻撃陣をシャットアウト

14日に行われたFA杯決勝・リヴァプール戦は惜しい結果となってしまったが、120分を通してリヴァプールの強力攻撃陣シャットアウトに貢献したのがDFチアゴ・シウバだった。

2020年にチェルシーへ加入したチアゴ・シウバは、現在37歳。ベテランになってからフィジカルバトルの激しいプレミアリーグにチャレンジするのは厳しいとの見方もあったが、チアゴ・シウバは想像を超えるハイパフォーマンスで守備の柱となった。昨季はチャンピオンズリーグ制覇も経験し、クラブワールドカップも制した。チェルシーでの生活が充実したものになっているのは確かだ。

今回のFA杯・決勝でも最終ラインの中央からチームをコントロールし、120分間走り抜いた。チェルシー側もここまでの活躍は想定していなかったかもしれない。
英『The Telegraph』のインタビューでも、チアゴ・シウバは予想を超えるキャリアになっていると振り返っている。

「マルディーニの記録については詳しくないけど、僕自身の記録ならすでに打ち破った感覚がある。なぜなら、この年齢までこれだけ高いレベルでプレイするとは予想していなかったからね。だから自分の予想はもう超えたし、これを続けるつもりだ。将来に関しては何が起こるか分からないから話しづらいけど、40歳までは準備するつもりだ」

今季も全コンペティション合わせると46試合こなしており、この調子ならば40歳までキャリアを継続することも可能だろう。しっかりとコンディションを整えていることに加え、身体能力だけに頼らず頭脳的な守備をしていることも長くプレイできている理由か。攻撃のスイッチを入れることも可能で、やはりブラジルサッカー界にとってチアゴ・シウバの存在は特別だ。

ブラジル代表でも主力で、6月6日に予定されている日本代表との親善試合のメンバーにも入っている。今年のワールドカップへ燃えているはずで、キャリアの最後に欲しいのはやはりワールドカップのタイトルだろう。その経験値はセレソンにとって欠かせないものだ。

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