リヴァプール引き分けで生まれた“3ポイントの差” シティはペップ就任後6年で4度目のリーグ制覇となる?

ニューカッスル撃破でリーグタイトルに一歩近づいたマンチェスター・シティ photo/Getty images

国内での強さは圧巻だ

プレミアリーグ第36節が行われ、2位のリヴァプールはトッテナム相手に1-1のドロー。対するマンチェスター・シティはニューカッスル相手に5-0の快勝を記録し、勝ち点3を獲得。長い間首位と2位の差は1ポイントしか離れていなかったが、ここにきて3ポイントの差が付いた。さらにシティはここ3試合で14ゴールを挙げており、得失点差でもリヴァプールを離すことになった。

まだ3試合残されているが、シティの優勝はかなり可能性の高いものとなった。今後の日程では、シティは12日にウルブズ戦、15日にウェストハム戦、そして23日に最終節アストン・ヴィラと戦うことになっている。対するリヴァプールは11日にヴィラ戦、18日にサウサンプトン戦、そして最終節23日にウルブズと対戦する。両クラブ共に対BIG6の対戦はなく、注意すべきはウルブズあたりか。前半戦は共に1-0と破っているが、シティはPK、リヴァプールは94分にディボック・オリギが劇的な形でゴールを決めており、苦労した。ブルーノ・ラージ新政権となってからは特に守備が安定しており、負けずとも引き分けに持ち込まれる可能性は高い。

シティ有利といえるのは、残りの3試合で一度の引き分けが許されるところにある。勝ち点差は3ポイントで負ければ差を詰められるが、ドローであれば1ポイントでまだリードを保てる。心にも余裕が生まれ、プレイの精度も上がることになるか。また、今季のシティは負けの数が非常に少ない。ここまで全コンペティションを合わせて9敗しているが、リーグ戦での負けはトッテナムとクリスタル・パレスの2クラブのみ。その2クラブとはすでに対戦を終えている。

このまま優勝となれば、ジョゼップ・グアルディオラ監督就任から4度目。セルヒオ・アグエロがQPR戦で劇的ゴールを決めた11-12シーズンの初優勝からは6度目となる。CLではまだタイトル獲得のないシティだが、国内での強さはすでに認知されており、残り3連勝で優勝を決めることができるのだろうか。

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