“10人以上”離れる大改革の夏になる? ドルトムントは来季こそバイエルン捕まえる体制整えられるか

ハーランド退団の場合は前線も大きく変わる photo/Getty Images

すでにバイエルンからDFニクラス・ズーレ、フライブルクからDFニコ・シュロッターベックを迎えることが決まっているドルトムントだが、今夏はまだまだ忙しくなるだろう。チームに改革の時が迫っているからだ。

何よりのテーマは退団が噂されるFWアーリング・ハーランドの穴埋めであり、ここは既存戦力のFWドニエル・マレンの奮起を促すことに加えてザルツブルクFWカリム・アデイェミ、スパルタ・プラハの19歳FWアダム・フロジェクなど若い新戦力を獲得して何とか攻撃力ダウンに歯止めをかけたい。

今夏忙しくなる理由はそれだけでなく、他にも退団が予想されている選手が複数いるのだ。ポテンシャルは評価されながら怪我が目立つ22歳のDFダン・アクセル・ザガドゥ、ベテランのMFアクセル・ヴィツェル(33)、DFマルセル・シュメルツァー(34)は契約が今季で満了となり、若いザガドゥも現段階で絶対に必要な戦力かは疑わしい。
同じセンターバックでは26歳のマヌエル・アカンジも契約が2023年までとなっていて、今夏の売却話もある。GKでは31歳のロマン・ビュルキがすでに来季からアメリカのセントルイス・シティに加入することで契約が締結している。

また仏『Foot Mercato』は、MFトルガン・アザール(29)、ユリアン・ブラント(26)、マリウス・ヴォルフ(26)にも移籍の可能性があると伝えており、10名を超える選手がクラブを離れるとの見方を示している。

新戦力の獲得はもちろん、17歳のMFジェイミー・バイノー・ギテンス、19歳のMFギョクタン・グルプス、192cmの大型レフトバックのトム・ローテ(17)など若いアカデミー組も活かしたい。

最大の衝撃となるのはハーランドが退団した時だろうが、今夏のドルトムントは大きな変化を迫られるだろう。早い段階でズーレとシュロッターベック獲得をまとめたのは幸先良いスタートと言えるが、来季へ向けてどこまで戦力を底上げできるのか。ガラリと面子が変わる可能性もあり、今夏の改革から今度こそ王者バイエルンを捕まえる体制を整えたい。

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